保有している3基の発電所、今年も稼ぎ時をフル稼働してくれました。
そして、夏が去るとともに発電グラフもさみしい感じになってきます。
売電収入もどんどんローン支払い額に近くなってきます(泣き)
夏場に稼いだ貯金で税金を払って、草刈や保守費用を払うと、残りはわずかですね。。。
それでも100万弱が残るので、全然OK、ありがたいです。
いや、ありがたいというか、当初の想定通りです。
ただ、いろいろ改善の工夫はしていきたいなと思います。
以前のパワコン電気代の削減に続いて、今度は蓄電池なんてどうかなと。
蓄電池の価格がこなれてきてる
最近の新築戸建住宅を見てると、蓄電池を備えた家が多くなってきましたね。
環境意識の高まりももちろんあると思いますが、やはり価格の低減が一番影響していると思われます。
たった4年前と比較しても1/3に価格が下落しています。
それでも、家庭用の規模で導入しても200万程度はかかるそうです。
んー、これをFITの野立て太陽光に付けたらどうなんだろうか。
ピークカット
そう考えたのは、僕の設備はご多聞に漏れず、50kwhの低圧設備に100kwh超の過積載で構成しているので、夏場はピークカットで結構な量の電気を捨ててます。
これを貯めておいて夜間に売ったら、いいことがたくさんあります。
・電力会社は夜間の高需要時間帯の供給が増え、安定運用と火力発電削減が実現
・再生エネルギー比率が高まり、国の低炭素ミッションが一歩前進
・そして僕の懐もウレシイ
「三方ヨシ(by近江商人)」的な改善が図れるんじゃないかと思ったわけです。
まだだ、まだそのときではないようだ
蓄電池からの売電はFIT対象外
そういうことらしいです。
FITのベースとして理解しておかなければいけないのは、「過去のFIT高単価で国民に負担をかけている」という認識が行政側にはあります。
行政が決めたことなので表立って言いませんが、各種施策の根底にはこの考え方があると思います。
だから、高単価FITが蓄電池からの売電に適用されることはありません。
nonFITの単価(8円くらいですかね?)で売電、しかもピークカット分だけとなると、春夏期間だけで売上を確保しないといけません。
トータルコスト
安くなったとはいえ、あくまで家庭用の話です。
事業用の容量を確保しようと思うと、蓄電池の容量が大きくないといけません。
合わせて、発電所に蓄電池を設置する土地、コンクリートの土台、ラック(野ざらしにできないので)等が必要になります。
1,000万円近く発生してしまうようです。。。現状だと。
結論
春夏のピークカット、かつnonFIT単価で1,000万を回収するって、ちょっと不可能な感じですね。。。
というわけで、今はまだその時ではないようですが、蓄電池の技術はいま最も熱い分野でもあるので、あっという間に価格が下がり、設備は小さくなり、設置も手軽になっていくでしょう。
パワコンが寿命を迎える10年~15年目あたりに、もう一度世間を見まわしてみて、ピークカット電力の活用方法を検討してみたいと思います。
太陽光事業でもやってない限り、蓄電池の単価なんて気にすることもなかったなー。
いろいろ勉強になっておもしろいですね。
ではまた。
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