たいそうザックリした話ですが、僕はプロ投資家ではないのでこれぐらい大まかな区切りの方が安心感があります。
ホントは個別銘柄を分析して、埋もれた小型バリュー株を発掘してテンバガー!なんていうのに憧れてはいるんですが、まぁ、そこは向き不向きと時代の流れもありますしね。。
数年前まで国内個別銘柄中心に運用してましたが、今はどんどんインデックスにシフトしてます。
でも、、、時々個別銘柄を買っちゃうんですよね。「ひらめいた!」ような気になって。。。
概ね錯覚であることが大半です(笑
今回はインデックスへのシフトという判断に至った、僕の考え方をメモしてみます。
そもそもindex投資を選ぶのはどうなのか?
好みが分かれるところですね。
個別の株は個別の業績の影響をモロに受けます。
例えば、昔我が世の春を謳歌していたIBM、2010年頃はsp500を上回り、来たるべきクラウド時代をリードする企業としてピカピカの存在でした。
にも関わらずこのグラフのように、10年代以降はGAFAに取って代わられ、低迷を続けてます。
高成長のITプラットフォーマーを含んでいたsp500はここから大幅な成長を遂げます。
そうか、分散が重要だなと。「タマゴを一つのカゴに盛るな」の格言のとおりです。
といっても、自分で有望な会社を探し出すのは大変です。どうしても自分の詳しい業界に偏りが出ます。
分散してもセクターが同じだと、業界の盛衰の影響を受けます。
日本の金融業界はいい例ですね。昔世界の時価総額の上位はほぼ日本のメガバンクが独占してました。これが30年の時を経て見る影もなく。。。
未だ安値に放置されてます。あれだけの資産と人財を抱えながら。。。
企業を分散してセクターも分散してとなると、、、自分でやるにはチョット荷が重い!
ETFのいいところ
自分の望むインデックスに基づくETFを選ぶことで、多様な企業に一度に投資することができます。
例えば大人気のVTI。アメリカの全上場企業にまとめて投資しちゃいます。その数実に約3,600銘柄!
好みじゃないとか、知らない企業、まだ知られてないスタートアップまで全部網羅しちゃいます。その上適宜状況に合わせて銘柄の割合まで変えてくれると。無料で。
いや、運用手数料はかかってます。が、なんと驚異の0.03%
なんでそんな事できるんでしょう?
保有してる株を貸株にして手数料が稼げるからですね。ファンドの規模が大きければかなりの金額になります。
先のVTIは純資産総額が直近で23兆円!もあります。
貸株率が平均0.1%だとしても、年間230億円もの収入になります。なんとまぁ。。。
ETFのイマイチなところ
それは、一気に稼げないことでしょうね。
毎月1万円ずつ、コツコツVTIの積立投資をしても、20年後は約400万円です。
元本は240万なので、それでも170%というスゴイ増え方なんですが、やっぱり一気に増やしたい人には我慢ならんスピードかも知れません。
アップルやAmazonのような成長企業に一括投資していれば、直近の5年程度で資産は3倍にも4倍にもなってます。
もっと小型の銘柄なら10倍だってたくさんあります。
冒頭のグラフでは「インデックス最高!」って思うんですけど、高成長の個別銘柄と比べると、なんだか「銀行に貯金してるだけ」のような気持ちになってきます。
ポイントは「見つけられれば」です。
向き不向きのあるところでしょう。競馬よりは確率いいかも(笑
分散するなら世界の方がいいんじゃないか?
ETFによる分散投資で確実に5-8%程度のリターンを得るという作戦、個別銘柄の選定眼がない僕にはこちら一択です。。。残念ながら(笑
となると、できるだけ分散したほうがいいような気がしてきます。
成長市場は、何も米国だけではありません。中国や東南アジア、アフリカが入ってないのはリスクなんじゃないの?未来の成長企業を取り逃してしまう!
それも一理あるんですが、やっぱり新興国は安定しないですね。政治が不安定だったり、市場の信頼性が低かったり。
それを反映してか、ヴァンガードの全米ETFと全世界ETFでは、リターンに明確な差が出てます。
シーゲル教授も赤本の中で、「アメリカへの投資は世界の成長への投資」だと言ってます。
アメリカのグローバル企業は新興国市場を開拓し、その国におけるナンバーワンに鎮座しているケースが多数あります。
その恩恵は巡り巡って、米国株へ投資をしている僕らも享受することができるという構図ですね。
ちなみに僕が最初に買ったETFは「VT」でした。。。どこまでセンスないのか(泣
みなさんもよーく考えて自分にあった方法をお選びくださいね。
ではまた。
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