日経平均が好調ですね。おかげでいろんな人がいろんな相場観を語ってます。新NISAのおかげで、会社でも投資の話を耳にする機会が増えた気がします。
確かに、日経平均がバブル越えと聞くと「乗り遅れちゃいけない!」みたいな感覚に襲われますね。まさに30年前のバブルの時もそんな感じだったんでしょう。当時は土地の方が人気だったのかな。子供だったから知りませんが。
ただ、今回違うのは市場参加者の裾野が広がったことと、投資方法が「一発当てる」から「コツコツ積立」に変わった点が大きな差異だと思います。
前回より乱高下リスクが少ないんじゃないかなーと思います。みんながちょっとづつ積立投資を定期的に行うことによって、日本株市場にあたかもベーシックインカムのように資金が供給され続けることになります。
そしてその原資となる個人資産はなんと2,100兆円もあると(笑
ただ、この投資方法のシフトと同時に思い出したのは、リーマンショックの時に職を失った米国人の映像でした。
彼らは市場クラッシュの影響で途方に暮れてました。職を失って途方に暮れてたのもありますが、もっと深刻なのは、ずっと積み立ててきた資産が半減してしまったことだと言ってました。
当時から米国では給与から一定額をS&P500に投資するのが当たり前で、大半の人が貯金ではなくインデックス投資をしていたそうです。
その人達が積み上げた資金が、たった1か月で半分が吹き飛んで元本割れまで落ち込んだわけです。
インタビューに出てたおじさんが、しくしく泣いてたのがとても印象的でした。そしてアナウンスで「米国人は多くの人が貯めずに運用しているので、こういうことが起きるんです」みたいなことを言ってました。
隔世の感がありますね。
あの映像の人はショックのあまり投資信託を売ってしまったんでしょうか。我慢して持ち続けていたら、今となれば10倍以上に膨らんでいることでしょう。時間ってすごいですね。
毎月積み立て投資をすることが当たり前になって、みんなが証券会社の口座すら見なくなったらホントの好景気が来る気がします。ベーシックインカムが安定したことを意味しますから。
でももし近々にプチショック的なものが起きて元本棄損が発生した場合、結構な人が退場しちゃうんだろうな。もうちょっと今ぐらいの水準が続いてくれることを祈ります。
冒頭の驚いたというのは電車の中での話。通勤電車では証券会社のサイトを見てる人がたくさんいます、とても無防備に(笑
総資産額が見えちゃったり、どんな銘柄持ってるかとかも丸見えです。で、びっくりしたのは総資産額。
最近だけで、1億円を超えてる人を二人も見ました。
外見はフツーのサラリーマンですよ。もちろん見た目だけではわかりませんが、フツーのスーツ着てフツーの時間にフツーの満員電車に揺られてるフツーのおじさんです。50歳くらいでしょうかね。
損益が+3,000万って出てました(笑
えぐいね。億り人って、もはや凡人なんですね。
ぼくもがんばろっと。
ではまた。
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