読んだのはずいぶん前ですが、この考え方って、わかっていてもいつの間にか意識の外に行ってしまっているなとおもいました。
自分の財産は死ぬ時までにきれいに使い切る。
富豪の息子とかじゃなければ、だれもがスタートは「貯めるところ」からスタートします。
だからどうやってお金を生み出すか、どうやって財産を増やすか、ひとそれぞれいろんな取り組みをして年を取っていきます。
うまく仕組化できて、或いは適性の高い仕事がみつかって大きな財産を築けたとしても、その頃にはすでに欲しいものなんてなくなってるかもしれません。
財産を築き上げるために欲求をこらえているうちに、年を取り、体の自由も利かなくなって、いつしか欲求自体がなくなってしまうと。
だから、人生のどこかのタイミングで使うフェーズに移らないといけないんですが、なんか「投資の次の一手!」とか考えてると全然第二フェーズに意識が向きません。
忘れちゃうんですよね。でも僕も50歳がだんだん近づいてきて、そろそろ使うフェーズも考えるべき年頃、いやもう遅いくらいのタイミングになっているようです。
この本を読んで、改めて考えさせられました。
ライフエネルギーをお金に変える。お金で経験を得る。
自分の時間とエネルギーを費やすことでお金が手に入ります。そのお金を使っていろんな経験(モノの所有も含めて)を手に入れます。
お金自体は手段であって、目的は欲しいものを手に入れ、やりたいことを実現すること。確かにその通りだと思います。
ということは、貯めるだけでは自分のエネルギーの無駄遣いってことなんですね。お金を使って経験を得ることが大切なわけです。
このバランスが難しいですね。
若いうちはお金がないですが、少ないお金でも大きな経験を得ることができます。必死にお金を貯めるあまり、経験機会を我慢してしまっては、本末転倒です。
年を取ってからでは、もうそんな情熱はないかもしれないんですから。。。
かといってお金に限りがありますから、何でもできるわけではありません。
バランスがわからんなー。でも、大方の人は将来が不安で、念のために貯金をして、残念ながら使い切れずに亡くなるのだそうです。
僕もそうだろうなー、増やす仕組みづくりに夢中になって、その先をすぐ忘れちゃうので。
子供に残す分は取り分けておく
そう、全部使い切ってすっからかんになるのがいいとも思いません。自分の子供がいるなら、やっぱり何かしらの援助はしてあげたい。
だからその分はあらかじめ決めておくこと。自分が死んだときに残った分じゃなくて、先に決めて先に渡すことが大事。
若いうちの方が、より好奇心が旺盛でより豊かな経験が得られるので、そこをサポートしてあげる方が活きたお金の使い方ができる。
ただし若すぎても危険で、判断力や責任感がしっかりしてくる25-35歳くらいがベストだそうです。
そっかー、なるほどーと思いました。それまでに貯めとかなくちゃ(笑
健康であることが必須条件
年を取ると今と同じことは絶対できなくなります。
今のうちにテニスや水泳を訓練しておけば、60歳になってからでもうまくできるでしょう。60歳からテニスのレッスンを受けてもなかなかうまくなりません。
そして何より、健康が維持できていないとやりたいことができません。テニスのレッスンすら受けられません。
だから、若いころから健康に対する投資は惜しんではいけません。
健康であることがすべてのベースになります。これは肝に銘じようと思います。
いつから使うフェーズに移るの?
ある年を境に切り替わるものではなく、各年代でやりたいことを考えておくことが重要なようです。
時間・年代を区切っておくことで、より実現性が増すと。
それぞれの区切りにどれくらいのお金が必要か、それを実現するにはどれくらい貯める必要があるのか、どれくらい使っても大丈夫なのか、大まかな配分を考えておくことが大事なようです。
なんとなく過ごしていると「念のため」と考えてため込んでしまい、使い切れずに終わる可能性が高いと。年を取るとだんだんお金を使わなくなるって、ちょっとイメージしにくいですもんね。
どうせ将来はそんなにお金が必要ないわけだから、若いうちに使って経験を得るべきだということです。念のため貯めこむことで行動の機会を逸しているのは、実は甚大な損失であることに気づくべきだという意見でした。
すごくよくわかるけど、バランスむずかしいわー。
ではまた。
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