「金融」という科目が新たにできるわけではありませんが、高校の学習指導要領で金融が盛り込まれたそうです。
科目は「家庭科」
へー、家庭科なんだー!
確かに「数学」ではないし、かといって「技術」でもないし、ましてや「道徳」でもないですしね!
うん、妥当な気がします。それに、やるべき科目だと思います。
どうして必要か?
僕は賛成の立場ですが、反対の方もおられるでしょう。
金勘定が人生のすべてではない!なんて旧世代的な声もあるようです。
それはその通りなんです。ただし一部しか見えてないと思うんですよね。
「金勘定も、片手間でできるからちゃんとやろうね!」
ということだと思います。
金融に目の色変えて取り組めという話ではありません。ただ、ほったらかしにするなという話です。
いざというときのために保険という手段があるとか、貯金より投資信託のほうが資産形成できるよとか、でも場合によっては減っちゃうよとか、あらかじめ基礎知識は皆が平等に知っておくべきでしょう。
50歳過ぎてから「あー、20歳のころからコツコツやっとけば!」とか気づいても、時間は戻りませんからね。
結構伝え方が難しそう
それぞれの家庭環境は千差万別です。
どうしても自分の家庭環境とリンクして捉え、場合によっては反感も生むでしょう。
でも、高校生自身の将来の話なので、現状とは切り離して教えたらいいと思います。
大きくは資産形成という「攻め」とリスク管理という「守り」の二面を教える方針になってます。
ぜひ知っておくべきだと思います。
僕自身は社会に出てから会社の先輩や同僚、そして親から学びましたが、そもそも関心を持ったのが遅かったので、投資を始めたのは30歳を過ぎてからでした。
もっと早く取り組んでいたら、もっと早く資産形成ができてたかなと思います。
もちろん市場の状況もありますから一概には言えませんが、20年・30年という長期スパンで見るとほぼ確実に利益が出ているというのが、これまでの実績です。
時間は巻き戻せないので、早く取り組んだ方がより早く安全圏に到達できるということです。
危うさもある
ちょっと怖いのは、投資のプラスの側面だけをとらえてしまうと、「危ない商材」に引っ掛かる可能性が高くなります。
実際、ネットを見ていても怪しげな広告はいっぱいあります。
・利回り50%!お宝不動産!
・株で10億ぼろ儲け!投資アドバイザー!
構造上ありえないな、とか何かあるなとかいう感覚はすぐには身に付きません。
自分だけが見つけたお宝情報だと思い込んでしまってもおかしくないでしょう。
実際、僕もしょっちゅう「お、これはすごい情報を見つけた!」なんて思って、さんざん調べたらいろんな落とし穴があるというケースがよくあります。
ウソはついてないので、違法ではありませんからこの手の広告はなくならないでしょう。
こういうのに引っ掛からないスタンスをしっかり教育しないと、自己破産者を量産することになりかねません。
ちょっと怖いですね。
家庭も大事だなと思う
学校で金融教育を実施するとともに、家庭でも自分の知識を子供に伝えていくことが大事だなと思います。
自分の知識もまだ未熟ではありますが、相談できる関係を作っておけば、子供が何か投資しようと思ったときにセカンドオピニオンを出してあげることができます。
利回りに目がくらんで鼻息が荒くなると、なかなか冷静な判断はできません。
周りに相談できる人がいるというのはとても大切なことだと思います。
親なら、一番手軽な相談相手になってやれるかなと。
やっと日本もここまで来たんですね。いいことだと思います!
ではまた。
余談 最近気になる
データのバックアップ用に買っておきたいです。
充電は、もはや「ケーブルをさす」なんてめんどくさくて。。
あとはバッテリーですね。PCにも給電できる頼もしいヤツです。
コメント