怪しげな投資指南ではありません(笑
東証プライムのお話です。
結構大きな変化なのに、あまり騒がれてないですね。
年明けくらいから徐々に盛り上がるんでしょうか。
東証プライム市場ってなに?
2022年4月から東京証券取引所の区分が変わります。
■現行
- 東証1部 約2200社
- 東証2部 約500社
- マザーズ 約400社
- ジャスダック 約700社
■新制
- プライム 1500社程度
- スタンダード 中堅企業
- グロース 新興企業
プライムは社数が決まっているわけではなくて、「条件」が決まっています。
現状の東証1部の条件より厳しくすることで上場社数が絞られて、結果1500社程度になるだろうといわれてます。
■プライムの条件
- 従業員800人以上
- 流通株式 2万単位以上
- 流通株式時価総額 100億以上
- 平均売買代金 0.2億以上
- 流通株式比率 35%以上
- 債務超過ではない
■目的
- 日本市場のなかの優良企業を明確にし、海外投資家の資金を呼び込む
どうやらこれに尽きるようですね。
現状でも東証一部の外国人株主比率は30%を超えてますが、東証がさらなる拡大を目指すには、もう一段海外資金の呼び込みが必要なようです。
なにが変わる?
プライムは東証一部の中でも精選された企業、という位置づけになるので、プライム企業かどうかは社会的信頼度やブランド力、資金調達にも影響してきます。
プライム銘柄に入ることによりインデックスファンドの対象となり、大量の資金が流れ込むことも期待されます。
逆に、外れると巨大なパッシブマネーが流出し、株価は暴落の危機にさらされます。
そのために東証1部企業はあの手この手でプライム基準を満たそうとしているようです。
- 流通株式比率35%達成!
- 大株主に株式を売却してもらう
- 自己株式を消却して株式の総発行数を減らして分母を減らす
- 流通株価時価総額100億達成!
- 成長戦略を打ち出す
- 自己株買いで株価アップ
今からやるの?と思いながらも、いずれも健全な経営の効率化が促進されており、いいことじゃないかなと思います。
とはいえ実態は理想と違うところもあるようで
22年1月11日にプライム対象企業が発表されるそうです。
そこに向けて企業の改善努力がされてると思っていたら、驚きの抜け穴が判明しました。
「東証一部の企業でプライムの条件を満たしていなくても、改善計画を提出した場合は当面プライムとして存続できる」という条件が付与されているようです。
しかも何年後までにという条件も付いてないようなので、10年後でもOKという話になります。
なんと、、、完全な骨抜き。。。
直近の予想ではプライムの企業は1800社くらいになるのでは?とのことで、もはや現状と大差ないですね。
肝心の海外投資家、再編に気づかないんじゃないでしょうか。。
日経平均の算出対象社が変わります
いや、そんなことはない変化があるはずです。
日経平均の算出対象が変わります。
現在の日経平均は、日経225の別称のとおり一部上場のうち225社の平均で算出しています。
これが、再編後の1月以降は東証プライムの中の対象企業株価平均となります。
現状の225社の中にどれくらい「非プライム対象」があるかわかりませんが、条件を満たせない企業が退場して、勢いのある企業が入ってくれば、平均株価は上昇するんじゃないでしょうか。
まぁ、算出対象企業が変わっただけなので、市場が騰勢になったわけではないですけど、見た目の数字はよくなる可能性が高いのかなと思います。
数字が上がると、背景無視して買いを入れる勢力が一定数いるので、市場としては上げ要因になるのではないかな、とか思ったりします。
いや、そもそも225の中にプライムに行けない企業なんてないのかな。。
そしたら、日経平均も何も動きはないですね。
だとしたら騒ぐ必要もないと。
あ、だからあまりニュースにもならないのか。。。
長い独り言ですみませんでした。
ではまた。
余談 最近気になるモノ
年末の大掃除は12月初めから少しづつやるようにしてます。
一日でやるとホントに疲れて、掃除が嫌いになります。
あと、寒いし。
窓掃除はこれであっという間に終わります。
水ぶきしてスクイジーでシュッと水切りで完了。きれいになります。
普段掃除機をかけない場所はこれが便利です。
ハンディクリーナー、車のシートの掃除にも便利です。
楽さと仕上がりのバランスではこれが一番いいと思います。
ロングセラーには訳があるってことですね。
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