太陽光発電設備も3年目に入るとそろそろ目新しいことも起きません。
収支も安定してきて、少ないながらも初年度から毎年利益が残る収支サイクルになってます。
故障や大きな天災もなく、発電を続けることもさほど手数がかからず実現できてます。
保守運用も完全に任せてしまっているので(その分収支を悪化させてるとも言えますが)手間は全然かかってません。
安定運用に乗っかったので、今後のリスクは突発事項だけです。
・天変地異
・国の手のひら返し(FITやめるとか)
これ来たら耐えられないかな。。。まだ投資は回収できてないので。
これくらい手がかからないなら拡大という選択肢もある
サラリーマン発電家で10基以上もっている方もたくさんおられます。
融資の壁さえクリアできれば、手間としては全然できちゃうんだと思います。
経験した今だから「できるなー」と思いますが、はじめは「そんな大変なこと、サラリーマンにはムリ!」と思ってました。
そして、拡げよかなーと思ったらFIT全量売電終了で(笑
やるなら中古物件かなと思ってたんですが、あまり魅力的じゃないんですよね。
FIT残期間と故障リスクと、あと発電量自体が少ないのでFIT明けの実入りが少ないこととか。
もやもやしてたら「ソーラーシェアリングならFIT全量買い取り」との情報。
むむ、、、なんだそれは。
営農型ソーラーシェアリングとは
ずいぶん昔からあるようですが、着目したことがありませんでした。
見て字のごとく、「パネルの下で農業しましょう!」という仕立ての発電所です。
雑草があれだけ生えるなら、ニンジンだってできるんじゃないかと。
メリットはいろいろあります。
・FIT全量買い取り対象になる
・発電と農業による収入の複線化
・設置対象の土地が増える
パネル設置に最適な土地はどんどん減少してます。
大昔から日当たりの良い場所を選んで作られた畑は、発電効率が高いです。
畑をつぶすのは許容できなかった人も、「シェア」なら納得してもらえるケースも多いでしょう。
リスクももちろんありそう
良さそうに見えるんですが、結構厄介なハードルもありそう。
一番めんどくさそうなのは、3年ごとの免許更新が必要で、発電と農作を平行してるか定期チェックが入るようです。
・農業を続けてるか
・近隣の畑と比べて収穫量が2割減以内の生産性を確保できてるか
・同じく農産物の品質が著しく低くないか
という点を評価されるそうです。
農業の技術まで問われる(笑
ネットの物件を見てみると
ものによると思うので一例ですが、ザックリこんな感じでした。
・場所:静岡
・FIT単価:13.2円(税込)×20年
・年間発電量:10.5万kwh(年間140万円)
・価格:1,400万円
表面利回りで10%程度になります。
ここだけ見ると悪くないんですが、おまけ費用がいろいろかかります。
・土地賃借料:35万(20年:やすっ!)
・営農委託費:220万(20年)
営農が必要ですが、当然自分でできるはずもないので委託する必要があります。
土地も営農者の土地なので賃貸する必要があります。
ここを加味した表面利回りは8.5%ですね。その他もろもろの諸費用も考慮するとさほどおいしい案件にはならなそうな感じ。
結論
自分が農業やってるならありかな、と思います。
サラリーマンが手を出すにはちょっとめんどくさい。
営農がちゃんとできなかったら認可取り消しですし、営農者が20年間ちゃんとやってくれるかどうかわかりませんからね。
不確定要素が増える代わりに利回りがいいなら考える余地ありますが、そんなアドバンテージもなさそうでした。
いろんな人がいろんな手段を考案しますね。
ほんと、世の中には賢い人がたくさんいます。
アンテナ張ってればいつか自分にぴったりの手法が見つかるかもしれないので、引き続きいろいろ興味をもって調べてみたいと思います。
ではまた。
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