米国株シフトをすすめるために日本株の整理をしているんですが、現金の比率が少しづつではありますがあがってきました。
ふと気付くと「信用建余力」が数千万円まで上がってます。
言うまでもありませんが、「信用取引できる上限」なので、自分の資産が増えてるわけではありません。
そこはしっかり認識した上で、例えば、銀行で借りるのと同じように、信用取引で原資を借りてレバレッジをかけるというのは、現実的にどうなんでしょうか。
あまり巷で聞いたことないので、多分何か難点があるんでしょうね。
信用取引の金利ってどれくらい?
お金を借りて投資するわけですから、それなりの金利がかかります。
一覧で見てみると、軒並み2-3%ですね。
・SMBC日興証券 2.5%
・丸三証券 2.65%
・DMM証券 2.7%
・GMOクリック証券 2.75%
・SBI証券 2.8%
・楽天証券 2.8%
・野村證券 0.5%
ん??? 野村證券???ほんと???
住宅ローン並の金利なんですけど。。。
野村以外で検証してみると
銘柄はどうするか
借金で投資するわけですから、「安定」が望ましいです。
でも金利が高いので、ある程度確実な値上がりが見込めないとやる意味がありません。
キャピタルゲインを狙うと、値動きの荒い銘柄になってしまいます。
インカムゲインで利回りが高い銘柄、かつ株価自体は相場の影響をあまり受けない銘柄が望ましいです。
例えばインフラファンドなんかどうかなと検証してみました。
太陽光では老舗のタカラレーベンインフラファンドです。
直近2年の株価、下はコロナショックで10万円、上は14万まで達したこともあります。
平均12万±2万(±17%)程度の値動きになってます。
最悪、2割り程度の元本割れを覚悟しておけば、大怪我はしないだろうと。
収入源がFITによる太陽光発電固定額買取制度なので、市場動向で増減はあっても暴落はしないだろうという想定です。
ここの配当が半期で3,200円、年間で6,500円程度あります。
年利回りにすると5.5%程度になります。
例えばSBI証券で信用買いで100口、1年間保有したらどうなるのか?
株価12万円で動かなかったと仮定して、SBI証券の信用買い(金利年2.8%)で1年間投資した場合の収支はこんな感じになります。
保証金を360万円入れることによって、信用買で100口1,200万円を購入できます。
タカラレーベンインフラファンドの配当は年間6,400円/一口なので、全体で64万円のインカムゲインが得られます。
保有コストとしては、⑥の信用買の金利が2.8%で年間34万円必要になります。
手残りは30万円あるんですが、ここから税金が引かれます。
配当なら税率20%の源泉徴収でおしまいなんですが、この場合「配当落調整金」という「売上」になってしまいます。
税率はちゃんと確認しないといけませんが、配当落調整金として入る金額は、すでに所得税の源泉徴収分が15%分引かれてます。
そこに譲渡所得に対する20%の税率がかかるので、実質配当金額の67%程度しか残りません。
しかもこれは「分配金」に対してかかるので、信用買金利を引く前の金額に対して発生します。
とかとか計算していくと、なんと利回り0.8%!トホホな感じです。
いや、自分のお金をいくら出したか、で考えると保証金360万円を元手に1年で9万円稼いだわけですから、実利回りは2.6%ということになります。
ん、まぁまぁの投資になるんじゃないでしょうか。あくまで株価が動かない前提ですが。
いやちょっと待て、野村が0.5%だったぞ??
HPの情報だけで見ると、野村證券の信用買金利は0.5%とあります。
その場合、前記の計算が大きく変わってきます。
管理手数料とか、ちょっと諸経費が出るようですが、この金利差のインパクトは大きいはず。
お!!!!
10%の利回りなんて、ちょっとお目にかかれない水準です。
最悪20%程度株価が下落してしまうリスクもあるのでなんとも言えませんが、投資としては面白いなと。
そもそもホントにそうなるの???
ネットで調べた限りではこうなるはずなんですが、なんせわかりません。
そんなときはスモールで試してみるのが一番ですね。
早速野村證券で口座を作る手続きをしてみました。
マイナンバーカードがあれば即日開設できるんですね。
なんとなく「天下の野村」なイメージだったんですが、随分便利になったもんですね。
マイナンバーカードとカードリーダーが必要になります。
ホントにこんな利回りになるなら、もっとメジャーになっててもいいと思うんだけど。。。
多分、なんかあるな、なにか壁か落とし穴が。
大怪我しない程度に試してみたいと思います。
ではまた。
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