7/13に最高益更新を発表して、14日に+12%の急騰を見せたタマホーム。
その後も1週間は上昇を続けて、2,200円だった株価が3,200円まで上昇しました。
はて、どこまで上がるのか?と思っていたら、7/20以降どんどん下落して、また2,200円まで戻ってきてます。
小型株なので、値動きの軽快さが魅力だなと思ってたんですが、その通り、上げも下げも軽快です。
何があったんでしょうね。
株価推移は?
取引総量を見ても、最高益発表後の売り買いが大幅に活性化していることがわかります。
たった1週間で1.5倍になって、続く1週間で2/3になるという乱高下です。
取引量でみると下落時のほうが大量に取引が発生していますね。
原因は?
「社内ワクチン禁止令」が週刊誌で報じられた結果でした。
ワクチンを接種した場合は強制的に自宅待機させられるという、意味の分からん内容だったんですが、タイミング的にワクチン接種が急拡大していた時期だったこともあり結構騒がれました。
まぁ、うそかホントかわからんなー、なんて思いながら見てましたが、7/21の加藤官房長官の記者会見で、「ワクチン有無で不当な差別的扱いをするのは適切ではない」とコメントされ、一気に火がつきました。
21日だけで10%程度下落、続く2週間でさらに15%程下落しています。
ちょっとあまりにも滑稽な主張内容だったんですけど、結局ホントだったってことですかね。
タマホーム玉木社長の主張(文春記事)
・ワクチン接種すると5年後に死ぬから接種しちゃダメ
・スマホの5G回線はコロナを誘引するので、5G機能はオフにして
。。。本気でそんなこと言ったのかな?と思うような斬新な視点です。
事実はわかりませんが、よくわかったこと
レピュテーションリスクをまざまざと見せつけてくれました。
どんなに業績好調であっても、社長の発言・伝え方次第でそれまでの努力は一瞬で消し飛んでしまうということですね。
タマホームの場合、折しも最高益で飛躍を実現した直後に社長発言がスクープされ、成長の機会を逸してしまいました。
7/29にニュースリリースで「あれは2月時点の発言で、コロナの医学的見解が確立していない中で警鐘を鳴らすため」「従業員の自宅待機指示はしてない」「今後もコンプライアンスを遵守していく」と宣言してますが、株価は戻りませんね。。。
社内向けに面白く言った内容が、最高益の足を引っ張る輩にうまく利用されたのかもしれません。
あるいは、社長がホントに何かの信仰にはまっているのかもしれません。
とにかく、社長の発言次第で業績なんか関係なく株価が大きく変動することがよくわかりました。特に小型株は。
気を付けないといけませんね、特に個性的な社長の場合は。
ではまた。
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