読書雑記

「日本人の勝算」は説得力があった

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読書

全然知らなかったんですが、菅総理とこの本「日本人の勝算」の著者デイビットアトキンソンさんは懇意にされているのだそうです。

著書「新・観光立国論」に菅総理(当時官房長官)が心酔し、アドバイザー的なポジションにおられるとか。

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GoTo施策にこだわったのも、この考え方に立脚しているという説もあり、ん???いい人なのか悪い人なのか???

よくわかりませんが、説は非常にわかりやすく納得感があったので、過去記事を改めてリライトしてみます。

既読の方はすみません、考えは変わってないのでスルーしてください。

いや、読んでいただけたほうが嬉しいですけど(笑

では、今回はそんなお話。

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すごく腹落ちする説だった

僕が物心ついた頃はバブルへ向かって高成長を続けてる時代でした。勢いあるなーとは感じてましたが、ナゼ強かったのか、よく分かりませんでした。

日本人は勤勉だからだとか、手先が器用だからだとか、組織がしっかり構築されてるからだとか、いろんな説がありましたが、なんとも感覚的な話が多かったように思います。

いい時は何とでも言えるし、悪くなると何言ってもダメ

もっとも、ネットもない時代、検証する手段すら持ってませんでしたがね(笑

そしてバブルがはじけて不況になった訳ですが、コレがまさかの30年も続くとは。

規制がーとか産業構造がーとか、いろいろその場毎の説明はありましたが、やっぱりどうして弱いままなのか分かりませんでした。

どうして強かったかわからないなら、どうして弱くなったのかもわかりっこないですね。

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この本の説が一番しっくりきました。

経済力を『人口』と『生産性』でロジカルに語っておられます。

日本は小さな島国だと刷り込まれてますが、人口が1億を超える先進国って、実はあまりないんですよね。

この人口、しかも「急激な増加」が高度成長期を演出したんだと。

他国の実績と時系列も示して、すごく納得感がありました。

島国ですけど、実は世界10位の人口を誇ります!

何も勤勉な傾向とか手先が器用とか、果てには気合と根性がとか、そういうウエットな話じゃなくて、要素別に分解していくと、シンプルに「人口」と「生産性」に行き当たるよ、と。

確かにヨーロッパの先進国はことごとく日本より人口が少ない。これまで日本はこの人口増加ボーナスをもらってただけで、「身の丈」に回帰しつつあるだけということ。

先進国を見回してみると、並み居るヨーロッパ列強ではドイツがやっと0.8億人というところなんですね。意外でした。

で、どうすりゃいいの?

人口増やすか、生産性上げるか、です。

アホなのでシンプルに2軸で語っていただけると大変助かる!

複雑な要素が沢山絡み合うところを、一番太く、そしてブレない骨格を抽出して示してくれてます。

人口は減るんです。これは株などと違ってかなりの精度で予見可能です。

避けられません。避けられるポイントを過ぎちゃいました。

子どもたちのためにも。

だから、生産性を上げるんです。

日本が外国と比べて一番つまづいてるのは、企業の統廃合だと主張されてます。

チョット引っかかります。一生懸命働いてる町工場の職人を否定するような感覚に襲われました。

しかしながら、よく考えてみるとそうでもないかなと。

素晴らしい技術のある中小企業を大切に!というと聞こえはいいのですが、給料、福利厚生、休暇など、あらゆる面で統合して大きくした方が改善できると。

ドラマでは中小企業を買収に来る大企業は大体悪役ですが、中小のまま働けど働けど暮らし向き変わらず、みたいな状況を放置する方が悪な気がします。

技術があるのだから相応に評価されるべきで、そのためには交渉力をつける、即ち団結して大きくなるべきなんじゃないかと。

具体的には何ができるだろう

個々の状況によるのでなんとも言えませんが、企業勤めの僕目線でも生産性はもっと上げられるなと感じました。できることは沢山あるし、もっと集結して協力して効率をあげられないんだろうか。

日本は、つまり今の環境は、『生産性が低い』んです。頑張ってるんだけどなー、確かに効率悪いわーと思うことたくさんあります。

人間は、本能的に変わることに抵抗があるそうです

でも、昔からこうやってるからーーーで済ませてるコト、たくさんあります。。。。

これは反省。

今に安住してはいけません。認識しただけでも有用でした。

新技術の導入、労働環境の改善、教育、技術革新、適度な競争、これらが連動して初めて生産性は改善するんだそうですが、サラリーマンの僕は、まず出来る一歩から始めたいなと思いました!

よろしかったら読んでみてください。納得される方もそうでない方もおられると思いますが、僕は割と腹落ちしました。

そして、シンプルに面白かった!

ではまた。

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