だんだん陽気が暖かくなってきました。春はいいですねー。でもこの心地よい季節はあっという間に過ぎ去り、体温超えの酷暑がすぐにやってきます。30度超えの天気予報を見るたびに、二酸化炭素は減らさなきゃね!と思います。
太陽光発電で曲がりなりにも環境改善に寄与できていることは、事業継続のモチベーションにもなってます。
自然の猛威の前に無力
昨年の関東の夏は比較的穏やかでした。いや、暑かったですが台風がなかった。
もう一年さかのぼって2019年の関東は強烈な台風に見舞われました。当時まだ出来たてだった千葉の発電所は台風の直撃をくらいました。
送電線の鉄塔がねじり倒される程の強風だったので、ちょっと類を見ない大きさの台風だったのですが、初年度から見舞われたことで「100年に1度なんて昔のはなし」というのを身にしみて実感しました。
周辺の停電により3日間は売電ができませんでした。倒木や道路寸断、災害対応のため、しばらくは現地を見に行くこともできませんでした。
幸い復電後は監視装置で従来どおりの発電が確認できましたので、とりあえずパネルが吹き飛ぶような被害はなかったことが確認できました。一安心。
当時まだカメラをつけてなかったので、現地を見に行かないと状況がわからないのは歯がゆかったです。
しばらくしてから現地を確認すると、、、、唖然。
西側のフェンスがなぎ倒されてました。。。
こんなときのために保険があります
慎重派の僕はしっかり保険も加入してます。災害・盗難による故障、破損、復旧作業に伴う休業補償もつけて、「もし全損しても手出し0円で復旧できる」ようにしてあります。
これは、僕になにかあったときに家族が負荷なく引き継げるようにするためです。
おかげで、フェンスの修復代金50万円はすべて保険でカバーできました。修復後のフェンスはしっかりした造りだったので、あわよくば全周交換してもらえないかと思ったんですが、倒れた所だけでした。。。なんか、立派なフェンスと貧相なフェンスが継ぎ接ぎになっているという。。。
でもありがたいです。保険会社さん、ありがとう!
でも、ちょっと不満もありましたよ
何事も100点は望まないようにしてますが、ちょっと不満もありました。
まずフェンス、ありがたいことに直してもらえたんですが、、、、3ヶ月待たされました。
遅いにも程がある!が、後から知った情報では、今回は全体の被害が甚大だったので、周辺の発電所軒並み損害が出て、保険会社も手が回らなかったらしい。
天災ってそういうもんだろうとは思いながら、住む家が壊れた人に調査員を優先というのは当然か、と自分で納得。
ひとことそんな説明あればよかったかな。
もう一点、休業補償の対象にならなかったこと。
今回はパネルの破損じゃなくて東電からの給電停止なので、保障の対象外だと。もし保障を求めるなら東電に言ってくれと。でも電力供給の約款で停電の損害賠償は認められないことが謳われている模様。
ほー、そうなるのか。そもそも発電所なのに、停電すると発電すらできなくなることも知らなかった。。
保険料自体も年額数千円で大したことないので、「ま、いっか」で片付けました。
自然の猛威に対してできるだけ備えるんですが、やっぱり想定外の力を見せつけられます。フェンスが倒れた程度でも数十万の損害が出ます。やっぱり保険はちゃんと入っとかないと、金のタマゴを産むシステムとしては不完全ですね。
逆に、あんなすごい台風が来ても収支損害はほとんどなかったので、安全性の確認ができました。
発電所だけじゃなく、保険って大事ですね。
ではまた。
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