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ファイザー(PFE)の投資判断 コロナワクチンで社名を聞かない日がありません!

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コロナワクチンで一躍有名になったファイザー社。

この世界的な疫病に対抗する手段を開発した企業ですから、利益も莫大なものに違いありません。

いや、コロナ前からファイザーはメガファーマとして名を馳せています。

すでに将来を有望視して投資しておられる方も多数おられるかと思います。

多聞に漏れず僕も注目はしておったのですが、結局買うことなく今に至ります。

今から投資するのは、果たしてアリかナシか。。

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どんな会社?

研究ベースのグローバルなバイオ医薬品企業です。

バイオ医薬品の発見、開発、製造、マーケティング、販売、流通と、川上の研究開発から、川下の販売流通まで一貫して手掛けています。

対象は全世界に及び、健康維持、予防、治療のために医薬品やワクチンを供給しています。

20年度医薬品売上では世界8位につける、いわゆるメガファーマです。

積極的な合併で業容を拡大し、豊富な新薬候補の上に研究開発力にも定評があります。

コロナワクチンも、他社に先駆けいち早く治験にこぎつけたところからも、「土壌」の豊かさが垣間見えます。

業績推移はどうでしょうか?

2018年から売上が大きく落ちてます。

ここはよくわからないのですが、2019年に発表した後発薬事業部門の分社化による影響が18年まで遡って反映されてる模様(そんなことあるのか??)

17年から比較して▲120億ドルも売上が減少しています。

分社化したアップジョン事業部門は「リリカ」という疼痛治療薬をもっており、これが売上70億ドルを稼ぎ出すブロックバスターです。

アップジョン事業部門はマイラン社と合併して「ヴィアトリス製薬」となってます。

これによりファイザーの医薬品売上は2位から8位に低下、20年にはダウ平均銘柄から外れています。

ちょっとよくわからないところもありますが、売上の規模は400億ドルを超える規模を誇り、かつ利益率は20%と高収益体質の企業であることがよくわかります。

そして、20年の売上には出てませんが、21年度はコロナワクチンの売上が100億~200億ドル程上乗せになる見通しです。

株価はどうでしょうか

2019年までは世界的に販売が伸びたため、株価は右肩上がりに成長しています。

特に2018年は米国以外の地域で販売が伸長して、株価は最高値を付けてます。

が、やはり製薬会社の宿命でブロックバスターの特許切れというリスクが常に付きまといます。

19年7月にジェネリック事業部門を切り離す戦略を打ち出しますが、市場には評価されず暴落してます。

売上は減少し、ダウ平均銘柄からも外され、踏んだり蹴ったりのここ数年です。

20年にコロナワクチン提供の見通しをつけたことにより起死回生の一発になるかと思われましたが、株価はさほど大きく反応してませんね。。。

特許を開放するとか、今後も継続接種が必要かどうかとか、あるいは副反応はどうかとか、いろいろ不安要素はあります。

接種規模が前代未聞の広範囲だけに、もし重大な副反応があった場合の補償は甚大になる恐れがあります。

そこまで想定した相場なのかどうかわかりませんが。。。

配当はどうなんでしょう?

20年度で配当利回りは4%程度となっています。

高配当企業と言ってよいでしょう。直近5年を見ても増配を続けています。

配当性向は100%を超える年も結構あります。

株主重視を徹底しているのは投資する側にはありがたいですが、果たしてこれでちゃんと成長できるのか?ちょっと心配になります。

発行済み株式数は年々減少してます。自社株買いによる株主還元も行ってますが、EPSは低下気味ですね。

シミュレーションしてみました

コロナ前の2019年6月に1万ドル分購入して、2年後の2021年6月に売却したらどうなっていたんでしょうか?

2年投資して2%程度の利益しか出ません。。。

同期間のVTIの成長を考えると、「大損」といってもよい結果ですね。

この間にコロナの蔓延とファイザーによるワクチン開発のニュースも入っているわけですが、それでもこの結果です。

なんでだろう。。。

結論

コロナワクチンが年間2兆円規模の売上を生みます。

これがあっても2018年の株価を超えられないというのは、なんとも納得がいかないところです。

過少評価ではないでしょうか。

しかし、コロナワクチンの売上が2兆円程度期待されるというニュースリリースは、すでに5月の時点で世界に配信されています。

また、来年以降も同規模のワクチンが必要になるかどうか?はわかりません。

インフルエンザのように「型」が異なるので毎年接種する必要があるのか、あるいは一度接種すれば大丈夫なのか。

前者なら今後も継続して売上を2兆円ほど押し上げてくれますが、後者なら「一発屋」ということになります。

現時点でも40ドル程度の株価で横ばいということは、「すでに織り込み済み」とみるのが妥当かと思います。

コロナ関連の動きは、過去の経験則で予測できない部分が多くて面白そうなので、少しだけ買っておいてもいいかな。

皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。

ではまた。

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