米国株はまだ上がっていきますね。
おかげでVTIの含み益はどんどん増えていくので嬉しいのですが、はて、このままほっとけばいいんでしょうか。
サワカミファンドの澤上さんが、長期投資家は好景気に浮かれずきっちり利益を現金化して来たるべき暴落に備える心意気が大事と説いておられました。
〇〇ショックのバーゲンで、待ってましたと優良銘柄を買い漁るためには、現金ポジションを持っておかないと身動きが取れなくなってしまいます。
さて、積立投資をしているあいだに株価は上下するわけですが、どんな動きをすると利益にどんな影響がでるんでしょうか。
株式投資の未来でシーゲル先生が語っておられましたが、ちょっと検証してみました。
シミュレーションしてみると
グラフは以下の投資条件で株価が変動した場合の利益増減を見てます。
・初期投資:1,000円の株を1,000株、100万円を投資
・毎月5万円、年間60万円の積立投資
・期間は15年
・株価を一定の条件で変動させた場合に15年目の利益がどうなるか
株価が毎年5%上がっていく場合
文句なしに利益は積み上がりますね。見るまでもなく。
100万円のタネ銭に毎月60万円ずつ追加投資していくと、15年で434万円の利益が出ます。
総投資額1,000万程度が15年で1,500万になるという感じですね。
年3%程度の利回りなので、まぁまぁですかね。
株価が毎年5%下がっていく場合
当然ながら15年後に▲300万程度の目減りとなります。
毎年60万入金してるのに15年もかけて含み損というのは悲しいですね。。。
ちょっと気になるのは、前項の5%上がってく場合の利益は+434万円で、一方5%下がっていく場合は▲276万円の減で、なぜかマイナス幅のほうがちいさい。
定額購入をしている効果ですね。
株価が低いときにたくさん株を買うことになるので、平均取得単価を押し下げることになり、被害を最小に食い止めてます。
5年目でリーマンショック級がおきたら?
リーマンショックでは、直近の高値から見ると▲50%程度の下落に見舞われました。
資産半減!おそろしいですね。
ちなみにその後回復して、3年程度で元の株価をもどしてます。
このシミュレーションでは最初の4年は5%の成長を重ねるものの、5年目で▲50%の下落に見舞われます。
その後再度毎年5%成長を積み重ねていくと、15年目の株価は943円まで戻します。
戻すものの、最初の1,000円には届いていないですね。
しかし、利益は+161万円でてます。
リーマンショックに見舞われても、心乱されずに積立を重ねていくとしっかり利益が出るんですね。
値下がりは悲鳴を上げるのではなく、むしろ絶好の買い場!と歓喜するべきイベントということです。
何年目にどれくらいの調整が入るかわかりませんが、かなり耐性がある投資だというのは間違いなさそうです。
実際には配当もあるし、あるいは好況で株価が10%ずつ上がるかもしれないし。
あとは、ちょっとずつ利益確定しておく方法も検証してみようと思います。
また今度の機会に。
ではまた。
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