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石油事業はまだまだ大丈夫、という意見。なるほどそういう見方もあるね。

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温暖化ガスの排出規制はどんどん強化されてます。

日頃の異常気象を見ていると「もっと早く取り組まないと!」と感じますし、世の潮流も大きく脱炭素に流れているように思います。

投資家という目線で見ると、石油メジャーは事業規模が巨大で配当も高いので、インカムゲインの銘柄としては魅力的なんです。

が、この脱炭素の流れを見ると、原油に依存した事業体質はもはやリスクでしかありません。

僕もBPを5年前に少しだけ買って今も持ってますが、取得価格を2割程度下回ってます。

早く損切するべきなんでしょうか。

と思ったら、そうでもないよという意見もあり、それはそれで納得感がありました。

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脱炭素なんて金持ちのやること(笑

発電にかかるコストが高い

1kWh発電するためにかかるコスト、まだ結構差があるそうです。

・太陽光 30円

・石炭 12円

・天然ガス 13円

・原子力 10円

これから東南アジアやインド、アフリカの経済が大きく成長するにつれて、更にエネルギー需要は高まります。

途上国はいかに早く成長するか、に最大のプライオリティが置かれますので、「環境がー」とか「脱炭素がー」というのは置いていかれます。

途上国では安い石炭や天然ガスといった旧エネルギーが重宝されることになります。

先進国は一方的に規制することもできません。

自分たちは成長の過程で温暖化ガスを大量に排出してきたのに、途上国には排出するな!というのムシのいい話です。

途上国からすると、「そんな枠組みには加わらない」という判断になってしまうんでしょう。

原子力は発電コストが安いんですが、周知の通りなにかあったときに莫大な費用がかかることと、核廃棄物の処理まで考えると割安とは言えないです。

そもそも、途上国でこんな初期投資のかかる設備、作らないでしょうね。

電気自動車よりガソリンエンジンのほうが安い

日本の新車販売価格で見ても、電気自動車のほうが50-100万円程度高いです。

今後台数の増加が見込まれるのは途上国ですが、当然安さが求められます。

さらに、これらの国には先進国から大量の「中古車」が輸出されています。

・新車販売される電気自動車 300万台

・世界で稼働する中古自動車 12億台!

途方も無い数のガソリン車が、まだ世界中で元気に走ってます。

平均耐用年数を10年としても、まだ当面ガソリン需要が減るとは想定できません。

電気飛行機や電気船舶はない

実は、石油需要の半分は航空機や船舶です。

自動車が消費するのは2割程度です。

電気自動車が代替するのはこの2割り程度の部分で、しかもかなりの年数がかかります。

加えて飛行機や船は電気モーターでは動きません。

5割を占めるこのセグメントはこの先もずっと需要として存在し続けます。

そんな内情を冷静に見ると、今の株価は妥当なんだろうか?

脱炭素の潮流は確実に進みますし、先進国の化石燃料依存は確実に下がるでしょう。

一方で、成長著しい途上国は、わざわざ風力や太陽光でお金かけて設備を作るより、手っ取り早く石油を使って必要なエネルギーを満たすでしょう。

高い電気自動車より、安くてパワーのあるディーゼル車が重宝されることでしょう。

先進国で減った石油需要は、後進国の成長で軽く埋まってしまうんじゃないでしょうか。

地球環境としてどうなんだという観点を一旦置いておくと、石油メジャーの売上が下がる要因は当面ないんじゃないかなと。

株価は人気投票なので、脱炭素の嵐で過剰に安くなってるのであれば、買い増しのチャンスなのかもしれません。

僕は、、、ちょっと迷います。道義的にどうなんだと。。。

皆さん投資される際にはよく検討の上、ご自身でご判断ください。

ではまた。

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