僕が太陽光発電所を購入したのは2019年になるんですが、その時点でいろんな情報をかき集めてウンウンうなりながら色々シミュレーションしました。
3年経過してそれなりに実績も出てきて年間の決算もやってみると、当初のシミュレーションの答え合わせができます。
スタート時点だけですけど。
一般的には発電量が想定通りになるかどうかが注目されますが、そもそも費用や税金が引かれてもちゃんと利益が残るかどうかが一番大事なところ。
特に一番不安定になるのは最初の1年です。
いろいろな手数料や想定していなかった一時費用が発生します。
それを経て、現状と当初のシミュレーションを比較してみると、ほぼ想定どおりになっています。
ということは、20年後も概ね当初の想定通りの収支になるんじゃないかと、今は思ってます。
埼玉の例
20年に稼働した埼玉の発電所。20年間の収支想定はこんな感じでたてました。
20年間で3,632万円の売上を創出してくれます。
が、当然借りたお金で建ててますので返済が必要です。
その他税金と維持費を考慮すると、20年間で2,500万円ほど払う必要があります。
利益は1,200万円弱!
ただ、まとめると大きく感じますが、20年間ですからね。。。
年平均60万円程度。ちょっとさみしいですね。。
だからみんな5基とか10基とか買い増していくんですね。
たくましい与信がうらやましい。。。
①売電収入
FIT単価18円の物件です。税込みで19.8円。
初年度の売上総額を195万円で想定していましたが、ほぼそのとおりの着地となりました。
パネルは年々劣化していきますので、劣化率を考慮して売上を算定しています。
20年間で平均すると、約182万円程度です。当初の業者見積と概ね一致してました。
一般には「業者見積は固めだから10%程度上振れた」なんて声をよく聞きますが、ここは残念な正直さでした(笑
ちなみにこの物件は土地連系費込で1,700万円で購入してますので、表面利回りでいうと11.5%の物件ということになります。
②費用
土地の固定資産税が4万程度(安っ!)、上モノの償却資産税が10万ほどかかります。
「先端設備等導入計画」の認定をもらったので、最初の3年間は償却資産税が免除になってます。
「免除」だと思ってたのに固定資産税の請求書がきて「???」と思ってたら、減免の対象はあくまで「設備に対する税金」だけであって、土地の固定資産税はかかるんですね。
一つ一つ体験しながら学んでいきます。
メンテナンス費の大半は「草刈り」です。
防草シートでメンテナンスフリーを想定してたんですが、思わぬ水没により施工できず。
でも、年2回の草刈りと除草剤散布で5万円です。
2回できちんと現地管理できそうなので、こちらで良かったかな、と今は思います。
③利益
表面利回り11.5%の物件でも、実質の手残りは年間60万といったところです。
もっと金利を安くとか、自分で管理するとかやり方はありますが、手間とのバランスを考慮すると、分譲物件ではコレくらいになるのが実態なのではないでしょうか。
フルローンなので、自分の懐を一切痛めずに60万の利益が得られるところが大きな特徴です。
この計算には所得税が入ってないので、利益が偏ってしまった場合には税金が大きくなる可能性があり、その場合は利回りがもっと悪化します。
20年で終わるか?
20年で見るとこんな感じですが、20年後にFIT終了を迎え、以降一般市場で電力を販売することになります。
今の再エネ熱がまだ続いているなら、それなりの値段で売電できる可能性もあります。
既に設備は償却済なので、ローン返済が完了する15年後から先はメンテナンス費を除いてすべて利益になります。
ここも少し期待してしまう。。。このシミュレーションには入ってませんが。
ではまた。
余談:最近気になる雑貨
使い慣れると変えられなくて、ずっと同じものを買ってます。
キーボードのコンパクトさと入力のしやすさは恐ろしく進化してます。一度使うと手放せなくなります。
ずっと気になってるけど手が出ない、自宅用ソーラーパネル。
災害時には絶対役に立つと思う。バッテリーはもう持ってるので。
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