BtoBの会社なので一般消費者にはあまりなじみがないですが、驚異の利益率50%!をたたき出す超優良企業です。
就職の時に、漠然と「給料がいい会社がいいなー」なんて考えて検索すると、銀行や商社・TV局を抑えてこの会社が1位に出てきます。
「キーエンス」??知らん聞いたことないわ。
そう、BtoBだからCMなんてする必要ないですからね。
ちなみに企業の平均年齢は34歳で平均年収は1,500万円です。
生涯年収も驚異の5.5億円!と日本の上場企業平均と比べてもケタ外れの待遇を実現している会社です。
この姿勢で成長を続けてるということは、それだけ付加価値の高い、ワイドモートな事業を展開しているということでしょう。
ぜひ買ってみたい。チャンスがあれば。。あとお金も。。
業界勢力図ってどうなってるのかな?
センサー関連の同業他社と比較すると、驚異の成長を実現してます。
この10年で日経平均が2倍になりましたが、キーエンスは株価が10倍になってます。
ファクトリーオートメーションを実現するためのセンサーを、顧客に密着したコンサルティングセールスで、顧客が必要な形で提供することに徹した会社です。
この「唯一の製品」というのが特長で、営業部隊と設計部隊でカスタマイズされた唯一無二の商品を作り出します。
自社で生産はしないファブレス企業で、あくまで「顧客が欲しいものを実現する」ことに重きを置いて高い利益率を実現しています。
FA自体は人手不足と相まってまだまだ成長が見込まれるので、センサー業界自体もまだ発展途上といえます。
業績推移はどうでしょうか?
会社の売上規模としては5,000-6,000億くらいだったんですが、22年3月期に一気に7,3000億円まで売上げを伸ばしています。
圧巻はその利益率です。
常に50%超の利益率を維持、売上を伸ばした22年3月期利益率はなんと57%に達してます。
値上げしても欲しい人が列をなしていた、ということですね。すごい。。
営業マンがお客さんのニーズを聞き出し、設計部隊に伝えることで唯一の製品を作りだす。
この流れがきっちりシステム化されてます。
また自社で生産設備を持たないことにより、必要な部品を最も効率の良いサプライヤーから供給してもらうというスタイルが確立されてます。
まぁ、言うは易し、なかなかできるもんじゃないですよね。。。
配当はどうなんでしょう?
もともと配当というよりは、利益を成長投資に振り向けることにより(給料も含めて)事業を拡大してます。
成長意欲旺盛なスタンスですね。
21年3月期までは営業CFは出てもすべて投資して、フリーCFはほとんど残ってませんでした。
そういうスタンスだと思ったんですが、22年3月期はフリーCFが2,600億も出ちゃってます。
おそらく、コロナ特需により想定以上に儲かっちゃったんでしょうね。
コロナでみんな不況になったわけじゃなくて、こういう業種もあるんですよね。
肝心の株価は???
アベノミクス前は5,000円程度で放置されてたんですがね。。。
そのころから営業利益率の高さは有名でしたが、あぁその頃にちょっとでも買ってれば今頃テンバガー。。という、よくある話。
21年末には8万円まで上がってますが、直近は少し落ち着いて5万円前後になってます。
ピークから見ると4割ダウンって結構な落ち幅ではありますが、それでも1年前の水準です。
21年の上げ方が尋常じゃなかったことがよくわかります。
結論
業界における独自のポジションは、そう簡単に崩されるものではなさそうです。
故に50%という驚異の利益率も維持できそうに見えます。
そもそもの業界自体も、人手不足と効率化の流れをうけ工場の自動化はまだ緒に就いたばかり。
となると、株価が上がることはあっても下がる可能性は低いかなと思います。
とはいえ、ちょっと人気が出すぎたのかな、、、と感じます。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
余談 最近お気に入りのおつまみ3選
食べ過ぎるとメインディッシュが食べられなくなるので、控えめにする必要があります。
が、これでおなか一杯になりたい!と思えるほどおいしいので、お酒がすすんでしまいます。。
カシューナッツ
食べ過ぎ注意ですが止まらない!
ごぼうチップス
癖になる。。
数の子わさび
こういうのがおいしく感じる年齢になってきました。。。
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