最近はやってるんですかね、リベラルアーツという言葉をよく耳にします。
マーシャルアーツと混同して、なんかの格闘技団体かと思ったのが第一印象。。
全く言語のセンスがない(笑
マーシャルは「武」、アーツは「芸」で武芸だそうです。
よってリベラルアーツは「自由になる芸」ということですね。
は??
ざっくり訳すと「一般教養」となるそうです。
ただ、これは表面的な解釈で、ほんとはもっと大事なことなんだよ、という本を読みました。
退屈そうな内容かと思いきや、意外と面白かったので備忘録です。
自由になるための技術 リベラルアーツ
たまたまほかのブログで見つけたこの本。
著者がいろんな業界の達人と対話し、リベラルアーツの考察を深めていく形式になってます。
ビジネス本ってサラッと読めるものが多くて内容もすぐ忘れちゃうので、僕は毎回読書記録を付けてます。
一度読んだ後に、最初からパラパラとめくりながら印象に残った個所とその所感を簡単にメモする感じです。
学びの多い本は数ページに渡りますし、しょーもない本の時は「この著者の本は絶対買わない」という一行ということもあります。(確か、経費計上テクニックの本だった。あれはひどかった。)
この「自由になるための技術 リベラルアーツ」という本は、一番メモが多かったです。
気になった点
- 正しいこと=誰もが選ぶ=コモディティ化
- 質的な指標、自分が良いと思うもの、ワクワクをもっと重視する
- そのためには自分の感覚が大切。感覚を磨くにはリベラルアーツが欠かせない
- 合理的を積み上げても、全体の仕上がりが不合理になることがよくある
- 合理性だけでなく、主観的な判断が必要。リーダーは主観で決めて、かつ責任を負う。
- 社会の不寛容は身近に異質がいない環境で育つから。もっと異質になれる必要性
- 一次情報に触れる。人と違うインプットが人と違うアイディアを生む
- 人の創造力は移動距離の累計に比例する
- 女性・ダイバーシティ・高学歴によってリベラルアーツが育まれる
- 様々な専門分野を横断的につなぐのはリベラルアーツでしかできない
まぁ、ちょっと曲解もあるかもしれませんが、僕はこんな風にとらえました。
ロジカルに正しいことだけを選んでも、今の世の中新しいものは生まれません。
自分の感性に従って判断することが求められる時代です。
かといって、ただのヤマ勘だけで動いては事故ります。
それが立場ある人なら、部下は悲劇です。
ヤマ勘の精度を上げるのがリベラルアーツだと。
基礎的な知識の蓄積があることによって、ヤマ勘が研ぎ澄まされると(笑
作者に怒られそうですが、僕はその解釈が一番腹落ち感がありました。
なかなか面白い、また読んでみたくなる本でした。
ではまた。
余談 最近気になる
データのバックアップ用に買っておきたいです。
充電は、もはや「ケーブルをさす」なんてめんどくさくて。。
あとはバッテリーですね。PCにも給電できる頼もしいヤツです。
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