NISAにはいろいろ種類があって、一般NISA、積立NISA、ジュニアNISAがあります。
一般と積立は認知度も高く、実に1,524万口座が開設されてます。
一方ジュニアNISAは45万口座と圧倒的な人気のなさ。これは以前一度触れたところです。
ただこれ、実は最近トレンドが変わってたんです。
2020年12月時点で45万口座は事実なんですが、直近のトレンドからすると激増してるんですね。
一体なんなんでしょうか??
今回はそんなお話です。
そもそもなぜ人気がないか
激増してはいますが、NISAと比較すると圧倒的な人気のなさです。
ナゼ人気がないか?
それは子供が18歳になるまで引き出せないから。
正しくは、引き出せるけどその場合は課税される仕組みです。
また、期間が子供が18歳になるまでなので、長期投資による利回りの確実性を見込むには少し期間が短い。
みなさん、その辺を冷静に判断されてこの人気なんだと思います。
日本の金融リテラシーって、結構高いんじゃないか?と思う(笑
じゃ、最近なにが起きてるの?
ところが人気が再燃してるのは冒頭のグラフの通りで、実に1年で2倍以上に跳ね上がってます。
全然気付いてなかったんですが何か起きてますね。
調べてみると、なんと2023年での制度終了決定に伴う『終了後の方針』にポイントがありました。
制度終了後はいつでも口座解約ができて、その場合は非課税で引き出せるんだそうです。
つまり端的にいうと、世帯の非課税上限額が増える事に他なりません。
大人は一人120万円×5年、子供は80万円×5年が非課税運用できます。
4人家族なら、なんと最大2,000万円を非課税で運用できる事になります。
2,000万円で配当利回り5%なら毎年100万円です。税率20%分が非課税になるので、何と20万円もお得な計算になります。
上手くいけば、ですよ。もちろん(笑
前回検討した時、引き出せないことがネックだと思いましたが、この懸念は既に解消されていた模様。
ただし、ジュニアNISA自体を解除することになるので、一部解約はダメです。
また、制度終了後は継続管理勘定に移管しておくことが必要なので、放ったらかしではメリットを享受できません。
詳しくはご利用の証券会社にご確認下さい。
日本の金融リテラシー
制度終了と共にこんな条件緩和があったようです。
だから急増してたんですね。。
みんなホントよく勉強されてます!
日本は金融リテラシーが低いとよく言われますが、詳しい方もまたたくさんおられるように思います。
二極化してるんですかね。
知ってるか知らないか、だけで差がついてしまいます。
金融の教育は大事だなと思ったのと、もうちょっと自分もちゃんとアンテナはらないとイカンな、と感じた次第。
いろいろあって面白いですね、投資は。
ではまた。
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