財務省の次官が、『もうちょっと財布の事も考えて!』と。
官僚が名乗りで投げ込み投稿するなんて異常事態です。
総裁選でも各候補が給付金の支給を訴えてました。
岸田さんに決まってからも、今度は解散総選挙をにらんで各党が給付金だ、消費税減額だといろいろ掲げてます。
確かにちょっと心配。
財務省的視点
当たり前の事過ぎて裏も表も、深みも何もありません。
収入が無いのに給付できない。
これだけです。
20年の税収は60兆円でした。
お金はたくさんあります。が全部使い道が決まってます。
いや、足りなくて赤字国債で埋め合わせして、総額106兆円を使ってます。。
財政基盤的な観点では、正しいと思います。
政治的視点では
資本主義で置いていかれた弱者を救うのは政治の仕事です。
その側面で給付や税率軽減は正しいでしょう。
ただ、誰を弱者とするかですね。。
それを見極めるために1年も待たされたら、困窮者は本当に命に関わります。
だから一律給付と主張されてました。
ちょっと雑ですね。
企業の経営企画部門なら、ハナで笑われて却下でしょう。
粗くてもいいからフィルターはかけるべきでしょう。
納税記録とかで絞ればグッと金額は減らせるはずです。
不公平は出るでしょうけど、一律バラマキよりはマシかなと思います。
そのお金、誰が払うの?
給付、減税、ものすごい額のお金が一度に出て行きます。
2020年時点で国の借金は1,200兆円あります。
実に全国民、おじいちゃんから赤ちゃんまで等しく均して、一人1,000万円です!
そして、今もまだ負債は膨らみ続けています。
日本の貯金総額が1,900兆円ほどらしいので、もうすぐ追いついちゃいます。
毎年40兆円の赤字国債発行してたら、僅か15年後の話です。
日本国民全員で買い支えに行っても手に負えない規模になるということです。
ヤバイ。。。
そして、それを背負うのは自分達だけじゃなく、子供達まで巻き込みます。
なんたる事態。
金額が大き過ぎて、どこか他人事になってしまいますが、これはやっぱりジャブジャブ使ってる場合ではないと思うんです。
給付金論争見てると、やっぱり投資先は考えないとな、と思いを新たにしました。
という私見でした。
ではまた。
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