企業名はセールスフォース・ドッドコムなのにティッカーがCRM。
???
CRMとはCustomer Relationship Management の略ですが、これは「顧客関係管理」というマーケティング用語です。
それがティッカーになってるって、不思議な会社ですね。
すなわち、その道の先駆者ということなんでしょう。
どんな会社?
クラウドベースの営業支援システムを提供する会社です。
SFA(Sales Force Automation)を導入している企業は数多あると思いますが、その最大手です。
CRMだのSFAだの、社名もセールスフォースだし、頭がこんがらがります。
CRM(顧客関係管理)を実現するための道具として、SFA(営業プロセス・クロージング管理)とMA(Marketing Automation:マーケティングの自動化)があるのだそうで。
マーケティングスキルが低いのでお恥ずかしい限りですが、たしかに会社の営業戦略はこんな感じのワードがならんでますね(笑
知らないうちにすでに使ってる!
アウトプットだけ見て、「へー、こんなことまで見れるんだねー」なんて言ってるレベルですが。。。
便利です。
業績推移はどうでしょうか?
売上は順調に伸びてます。
が、意外なほど利益がない。。。
え?なんで??と思ったんですが、急成長を遂げる企業はこうなるんですね。
事業を拡大するために攻めの投資を続けないといけないため、利益はほとんど残らないPLになるんだそうです。
これで売上が伸びてなかったらアウトですが、セールスフォースは見事に右肩上がりを継続しています。
株価はどうでしょうか
コロナを経て一度急騰しましたが、一旦調整して、その後も継続して右肩上がりを継続しています。
2020年末にビジネスチャットのslackを買収しました。
ビジネスチャットといえばマイクロソフトのTeamsが主流な感じですが、こんな勢力関係担ってるようです。
おもしろいですね。ビジネスコミュニケーションツールとしてはslackのほうが先行してたんですが、コロナ禍前にマイクロソフトが一気に追い抜いてます。
多分20年のコロナ禍でその差は更に広がったんじゃないかなと。
とはいえ、CRM分野でのセールスフォースの優位は揺らいでいないので、株価は上昇を続けています。
配当はどうなんでしょう?
配当なんてしません!(笑
成長投資でキャピタルの上昇により株主に報います。
営業CFはしっかり右肩上がりですが、投資CFが多いのでフリーCFはほとんど残ってません。
シミュレーションしてみました
コロナ前の2019年6月に1万ドル分購入して、2年後の2021年6月に売却したらどうなっていたんでしょうか?
先の株価推移からすれば当然ですが、2年で1.6倍に増えてます。
年30%の利回り。。。
結論
コロナで企業の営業活動のデジタル化が「強制的」に進んだと思います。
これはコロナが去ったあとも、もう後戻りすることはないでしょう。
データ活用がうまくできた企業が業績を伸ばすということが明らかになれば、需要は更に伸びることが想定されます。
DXが毎日ニュースでも新聞でも騒がれる昨今、企業のDXを支えるCRM企業の最大手であるセールスフォースの未来は明るい気がします。
いつか買いたいなー。。。
買いたい銘柄ばかりで困りますが。。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
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