少し前までは、株で種銭をつくって、いつかは不動産オーナーというイメージで投資してきました。
ところが昨今の市況を見るに、流動性の低い不動産を持つより株式の方が換金性もよく、利回りも遜色ない市況になってきました。
果たしてどっちで行くのがいいんだろうか。いや自分に合っているのはどっちなんだろうか。
こんなこと考えてる時点で、すでに世間の株式投資熱にアテられてるのかもしれませんが、改めて考え方を整理してみようと。
株は流動性
スマホでポチっとすぐ買えます。もっと言えば定期注文しておけばポチすら要りません。お金が必要になれば翌日には現金化できますし、売買の手数料もほぼかかりません。
ATMみたいなもんですね、残高が勝手に変動しますが(笑
加えて、市場が好調なので利回りもかなり高い水準が期待できます。個別株では再現性に疑問符が付きますが、インデックス投資ならある程度確実な増加が見込めます。
現状加味すると年5%程度の利回りは無理ない水準でしょう。
5%の実利回りの出る不動産って、、、結構難易度高いですよね。
1億円の一棟アパート、@6.5万円×8部屋、年収620万円の場合で表面利回り6.2%、2割が経費とすると実質利回りは5%くらいになります。
なんとなくよくありそうな仕様ですが、大半をローンで賄うため、返済を考慮するとキャッシュはほとんど手元に残りません。20年後とかに売却して初めてこの利回り分の利益を手にすることができると。
株なら売った時点で利益確定できます。いつでも売れるし。
この差は結構おおきいですね。
不動産はレバレッジと参入障壁
不動産のメリットはレバレッジといわれます。確かに土地や建物という現物があるので、物件購入費の大半を事業用ローンで調達することが可能です。
1億の物件も2割程度の頭金があれば借入可能です。与信力があればフルローンもあります。
先の例では利回り5%の仕立てを挙げましたが、2割しか自己資金を出していないのであれば、実質的な利回りは5倍になります。
1億の2割である2,000万円を投資して年間620万円の売上を上げるわけですから、なんと驚異の利回り30%!経費考慮してもものすごい投資効率になります。
ただし、、、、ローン返済も同時に走りますから、手元に資金は残りませんけどね。机上のお話(笑
いずれにせよ、金額が大きいうえに借入を活用するには相応の信用力が必要です。つまり、だれでもエントリーできる分野ではないということです。
限られた人しか踏み込めない分野に投資をするというのは、時間と共にその価値を増す「のではないか?」とおもってます。
いつまで増やすのか
この観点は大事だと思います。70歳以降にジャブジャブお金が入ってきても、それは目的ではありません。年を取れば、当然体力と気力が今ほどないことだけは間違いありません。
概ねあと10年後くらいにピークが来るように投資分野のバランスを取りたいと考えてます。
そして、以降は資産を減らしながら暮らせばいいと。
増やすことばかり考えてきたので、減るのは不安ですけどね(笑
でも、減らすフェーズがないと、何のために増やしてきたかわかりません。
時間軸を視野に入れると、不動産投資は早めに仕込む必要があります。逆に株式はいつでもできます。
市況とか景気とか、いろんな情報がありますが、それぞれ適した「時期」があるので、それを逃さないことの方が重要なんじゃないかなー、と思った次第です。
ではまた。
コメント