米国株へのシフトを志向しながら、やっぱり財務諸表とかが英語だと億劫になってしまいます。。
本丸はVTIと決めてるんですが、サテライトでいろんな銘柄を持ってみたいなと思ってます。
これは投資を楽しむ観点で。
もちろんゴールは「いかに利益をたくさん上げるか」なので、やはり米国個別株は避けて通れません。
VTIで米国市場の成長を利益に変える一方で、配当貴族と呼ばれる連続増配を継続している銘柄があります。
高い確率でインカムゲインが確保できるとあれば、資産形成の一角を占める価値があるのではないかと思います。
連続増配60年!2%超の配当利回りを出し続けるジョンソンエンドジョンソン。
コツコツ買貯めていきたい銘柄です。
業界勢力図ってどうなってるのかな?
医薬品の売上だけでランキングするとこんな感じになってます。
JNJの21年度売上は521億ドルで、世界第4位の規模になります。
あれ?4位??っと思いますが、これは「医薬品」だけの比較です。
JNJはヘルスケア全般の総合企業なので、これは実態を半分しか表してません。
医療機器や消費者向け製品の売上が、医薬品と同規模くらいあります。
売上は900億ドル規模になります!さすがデカいですね。
ただ余談ですが、世界の巨大企業を見ると、1位のウォルマートの売上は5,239億ドルもあります。
日本の1位であるトヨタは2,752億ドル(共に20年度)もあるので、それらに比べたらヘルスケア業界は小さいのかもしれませんね。
ただ、大事なのは利益がどれくらい出るかということなので、そこは注意して見ていきたいです。
「Credo」という企業理念が有名です。すべて迷ったときはここに立ち返って物事を判断すると。
どの会社でもあるんですが、JNJのCredoは殊更有名です。
まだ中身を詳しく見たことないんですが、非常に興味深いです。
これから世界的に生活水準が上がり、かつ高齢化も進むので医療のニーズは高まる一方です。
拡大する市場で、すでに世界に網を張り巡らし10兆円の売上を築いていることは、将来的にも大きなアドバンテージになると見えます。
業績推移はどうでしょうか?
毎年きっちり売上を伸ばしています。
利益率はきっちり20%以上を実現してます。
売上は伸ばしているけど営業利益が増えてなかったんですが、21年に大幅に利益が増加してます。
医薬品の回復が大きかったようです。
コロナワクチンの影響かなと思ったら、抗炎症薬・抗がん剤の需要が堅調だったことによるようです。
20年はコロナで検診が抑制されたので、その反動もあったのかもしれませんね。
次年度以降継続できるかどうか気になるところですが、売上の右肩上がりはしっかり継続しています。
配当はどうなんでしょう?
60年連続増配企業です。
ここがJNJの最大の魅力でしょう。
配当利回りでみると2.5%程度で上下してますが、これは株価の上昇があるため。
ずっと増配を続けてるので、配当利回りが下がっている年は「株価が上がった」ということになります。
配当総額でみるときっちり右肩上がりを実現していますね。さすが。
配当性向は大丈夫でしょうか?
概ね5割以下に抑えたうえで60年連続増配を継続しているということです。
増配維持するために利益を全部配当につぎ込むような不健全な方針ではありません。
利益の半分はしっかり成長投資に回してます。
健全。
肝心の株価は???
過熱相場もあったし、昨今のインフレと利上げに伴う株価低下もありながら、10年スパンで見るときれいな右肩上がりとなってます。
10年前と比較すると2.5倍程度まで株価は上昇。
ちなみにSP500は同期間で3倍になってますから、ちょっと見劣りはするんですが、この配当水準を実現しながら、SP500にかなり近い水準で成長を果たしています。
すごいですね。
結論
キャピタルもインカムも期待できる非常に優秀な株だな、という印象です。
コロナで業績が抑えられている部分もありますが、逆に一般消費者向けは伸びて売上を維持していたり、ヘルスケア全般をカバーすることによりレジリエントな事業展開ができているように見えます。
ただ、怖いのは、これは製薬全般ですが、副作用に伴う訴訟リスクは念頭におく必要があるかなと。
もし、万が一人の命にかかわるような事故が起きた場合、この巨大企業ですら倒れかねない影響を被るでしょう。
あと、やっぱりこれだけ右肩上がりだと、なんか「高いなー」と思っちゃうんですよね。。
でも、どこかでチャンスがあったら買いたいな。。。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
余談 最近気になる
データのバックアップ用に買っておきたいです。
充電は、もはや「ケーブルをさす」なんてめんどくさくて。。
あとはバッテリーですね。PCにも給電できる頼もしいヤツです。
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