コロナで「人流」がおおいに注目されましたが、大都市の人出が増えた減ったって連日ニュースを賑わしていました。
当たり前のようにテレビで流れてましたが、先週末のデータを月曜に見れてるという即時性、すごいですね。
増減を表すグラフの右下に、チラッとデータ提供元が記載されてます。
NTTdocomoとかau位置情報よりとか、ソフトバンク携帯位置情報よりとか、どうやらケータイの位置情報を使って人出の増減を可視化して提供しているようです。
agoopさんのサイト情報、すごく貴重!
東京渋谷のど真ん中、センター街における人出がどんな推移を辿ったのか?
非常に面白いデータです。
コロナによる自粛は20年4-5月が最も顕著だったんですね。
次は21年の年始と同じく21年のGW。
意外と20年の年末は人流が戻ってたのが意外!
とかとか、いろんな状況が見えます。
有料でもおかしくないほどの細かさのデータですし、他のデータでは類推するしかない実態が見られます。
しかも、これを全国のスポットごとに開示しているという太っ腹。
すごーい!
そして、当たり前で気づかないけど。。
なんだか当然のようにグラフを見てしまいますが、これスゴイなと思うんです。
なんと12/18のデータまで掲載されてます!
昨日です!(執筆時点から)
統計データというと官公庁の公開しているものが主流なんですが、これらは当たり前のように1年前や、よくても半年前だったりします。
大まかな流れはわかるので、まぁ僕みたいな一般投資家ははそれで充分だと思ってます。
でも、同じフィールドに「前月」やさらには「前日」までの最新データを持った競争相手が出てきたとしたら、すごく劣位に立たされますね。
いま、そういうことが起きてるんだなと思います。
人流だけでなく、実はいろいろあるらしい
先のグラフでは大まかに人出が増えた減っただけですが、もっと詳しく見たら、「●●の店舗の来客数が最近激増してる。前月比+90%!!」みたいなデータがリアルタイムでわかります。
投資家目線で見たら、知ってるか知らないかで全然成果が変わります。
今までの基準で見たら、もはやインサイダー取引並みの優越的地位を手に入れることができます。
しかもこれ、ケータイの位置情報以外にもいろいろあるようで。
GDPトラッカー
政府がGDPを公表する前に「検索データを機械学習」することによってGDPを予測します
カード決済情報
カードの決済データを集約して消費動向を予測します
消費者ネット調査
マーケティング調査会社がサンプル調査を毎月実施します。
統計的に有意な人数の情報を集めることにより、しかもそれを週次で実施することにより、詳細な消費者の動向を把握することを可能にします
情報格差で投資成果は雲泥の差
いまはまだ浸透しきってないので、さほど格差が騒がれることはありません。
しかし今後、「知ってるか知らないか」で投資行動が大きく変わることが想定されます。
すでに判断基準に取り入れている人も多くおられるのでしょう。
「なんでかわからんけど株価が上がる」とか、「わけもなく安値で放置」とか、従来の分析では意味不明だったものが、実は人流やカード決済情報などを見ると説明がつくのかもしれません。
四半期の決算を見て「おー有望!」とか「あーダメだ」なんて決めるのは遅すぎるのかもしれません。
実はすでにそんな格差を包含した相場なのかもしれません。
とすると、個別株なんて危なくて買えない。。。
結論
いろんなデータが見られるようになったおかげで、隠れた銘柄を見いだせる可能性が高まりました。
それだけ、データの価値が上がったということ。
従来のような統計値ではなく、「新しい視点」でかつ「リアルタイム」であることが、その価値を高めています。
時間は不可逆的に進むので、永久に新たなデータを生み続けます。
化石燃料は太古の有機物の総量を超えませんが、「現代の石油」たる「ユーザデータ」は今後もずっと増え続けます。
より多くのユーザからより多くのデータを集めた者が、最も豊かになるんでしょうね。
過去の産油国のように。
ではまた。
おまけ 気になるシリーズ
年末は何かと棚卸が続きます。
掃除ついでに断捨離となります。いろんな収納グッズを使って、もう散らかさないぞと誓うわけですが、あっという間に、、、ね。
オープンラックは詰め込み過ぎなければ見栄えもいいです。
本は文庫本やハードカバーなど大きさもまちまちなので、無印のboxで収納します。
蓋もできるので、ほこりもかぶりません。
押し入れにしまい込むのも、ちょっときれいな段ボールだと見栄えがよいです。
狭い空間の高さを有効活用するにはこのタイプも重宝します。
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