もー、まさかまたこの絵面の写真をとることになるとは。。
24年2月に盗難被害に遭った埼玉の発電所ですが、4月末にやっと復旧して順調に発電してくれてました。
保険に加入していたので、ありがたいことに復旧費用は掛からずに済みました。
併せて、停止期間の売電収入が当然飛んでしまうわけですが、ここも休業補償に入っていたおかげで、後日補填してもらえました。
発電再開後3か月程度の発電実績をもって金額確定なので、つい先日保証金額が振込されたところでした。
やっと忌々しい犯罪被害の痕跡を消し去ることができたと思った矢先、、、またやられました。
ほんとーに腹が立つ。
7/16の午前、監視装置からメール発報「昨晩am03:00からデータが送信されてません」
あぁ。。
被害状況
ほとんど前回と同じ被害でした。
・フェンスを切って敷地に侵入
・引込柱の上部に露出しているCVケーブルを切断。被覆管を切って引き倒す。
・集線箱をこじ開けて内部のCVケーブルを切断
どちらかからケーブルを引き抜いて持ち去る。
前回同様6m程度の銅線です。新品で購入しても6万円程度とききました。屑鉄業者に売っても1万~2万円程度のシロモノです。。。
そのために発生するコストや逸失する売上たるや甚大です。
総被害額
・現場復旧費用 たぶん50万円くらい
全部施工店で保険まで含めて対応してもらったので正確な金額はわかりませんが、部材費と工賃加味すると50万は掛っていると思われます。
・売電逸失収入 2.5か月で40万円
前回は2月~4月だったので40万円でしたが、今回は日照時間の長い7月~9月となります。
たぶん50万は行くでしょう。。。もっと早く回復できればいいですが。
・防犯追加対策費用 20万円
今回は復旧と同時に防犯対策もやってもらいます。治安が良ければ必要ない工事費なんですけどね。。。
たかだか2万円程度欲しさに起こされた犯罪によって、実に100万円以上の被害を被ることになるわけです。
実に腹立たしいです。
が、前回から追加の防犯対策が間に合っていなかったのは、僕に甘さがあったとも言えます。
経験を活かして備えることが大事。
防犯対策
今回も警察の方に現場検証していただき、いろいろ話をうかがいました。
ここ数年は金属を狙った犯罪が後を絶たず、発電所の銅線だけじゃなく、門扉や蛇口、エアコンの室外機と、なんでも盗難される状況だそうです。
警察でもパトロールは強化しているものの、当然限界もあります。一件や二件検挙しても、類似の犯罪者は際限なく湧いてくるそうです。どうやらネットで人を集めて組織的に窃盗を行っている様子もあるとか。
結局、「盗むのに手間がかかってめんどくさい」ことが唯一の防犯策のようです。
近隣にあるメガソーラーも盗難被害に手を焼き、ついに有人監視対応を始めたんだそうです。個人じゃとてもできません。。。
となると、CVケーブルを鉄管で覆って、切断するのに手間がかかるようにするしかありません。
めんどくさいから他所を狙いに行くだろうという、なんとも心苦しい対策ですが、夜間警備員を雇うようなお金はないので、できる範囲の最大を尽くすしかありません。
慣れ
慣れたくないですが、2回目なので諸手配が非常にスムーズでした。
監視装置の能動通知機能を利用するようにしたので、被害の翌日にはおそらくやられたと見当がつきました。
すぐに仕事の日程を調整して、翌々日には現場確認、警察通報、現場検証、被害届、復旧工事手配、休業補償手配、防犯対策手配と、すべて1日で完了することができました。
しかし暑かった。。。現場検証当日は35度、最寄り交番の駐在さんも汗だくになりながら書類作成してくれました。すぐに対応してくれてホントありがたかった。
でも、やっぱり犯人を捕まえるのは相当難しいそうです。捕まえてもすぐに次の犯罪者がでてくるのでキリがないんだそうで。
ホントこまったもんだ。とりあえずできる対策を尽くそうと思います。
みなさんもご注意ください。
ではまた。
コメント