個別銘柄の見極めは非常に難しいんですが、成長する業界の見極めなら難易度は下がります。
これからはAIの時代だ!と言われるとフンフンそうだね、と思うんですが、これからはNVIDIAの時代だ!と言われると、ちょっと乗っかり切れないというか、危なっかしい感じがします。
いや、もちろんNVIDIAは強そうですけどね。たとえばの話で。
伸びる業界に投資しておけば、ほっといても利益が上がるんじゃなかろうかと思うんですが、じゃ、伸びるセクターの大手を買っておけば安心なのかな?と疑問もわきます。
最近伸びてきた化学セクターの時価総額TOP10で見てみると
例えば化学セクターで見てみると、どんな推移なんでしょうか。
1年前の20年9月の株価を100とした場合、21年9月の株価が何%になったかを比較してみました。
意外とばらつきが大きいものなんですね。
他のセクターが同様の傾向なのかは検証してみないとわかりませんが、銘柄を見ないと痛い目に合う可能性があります。
そもそもですが
化学セクターで絞った上位の銘柄が先のグラフなんですが、そもそも事業を正確にあらわしてるんですかね。。
塩ビ・半導体ウエハーの信越化学と塗料の日本ペイント、化粧品の資生堂が同じセクターって。。。
これらの株価が同じ要因で上下するんでしょうかね。
そもそもセクターへの投資というのは、セクター内で分散するので平均が伸びてればOKなんですが、ETFで購入とかじゃなく、自分で「良さそうな業界の大手銘柄」を選ぶと、思ったようなリターンは得られない可能性が高いかなと思います。
セクターでの投資って手法としてはわかりやすいんですが、僕にはいまいち納得感がありませんでした。
割り切って市場全体を買う投資をベースに、個別株をトッピングというスタイルが、僕にはあってるかな、と改めて思いました。
ではまた。
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