みんなに心地よい春の陽気ですが、太陽光発電事業者には二重に心地よいものとなります。
さむーい冬に枯れていた電力の泉が、草木の芽吹きとともに再び湧きだします。
暑い寒いは生まれた頃から気にしてますが、陽の長さを発電で考える日が来るとは。
人生何があるか分かりません。
伸び始めた電力事情を、ちょっとチェックしてみようと思います。
4月のある晴れた日の発電グラフ
低圧49.5kwh 過積載の実績です。
朝8時にはフル出力になり、15時位までピークを維持してます。
こうしてみると、カットした電力もったいないですね。。
いつか、蓄電池が安くなったら工夫したいな。
これから夏至にかけて、日の出が早くなり日の入りが遅くなるので、ピークの時間が長くなります。
今年の夏至は6月21日だそうで。
ここに向けてドンドン発電量を伸ばしてくれるわけです。
ちなみに、グラフの千葉の発電所はFIT21円の物件で、3月中旬からの1ヶ月で21万円の売り上げでした。
つまり、夏至までこれから3ヶ月21万円以上の売上が出るということになります。
さらに、夏至を超えて同じ期間の3ヶ月も、同じくらいの売上が期待できます。
ということは、年間平均で21万円が期待できるという計算になります。
夏場の上振れ分だけ冬に下ブレるとすると、つまりそういうコト。
元々の見積は18万円だったので、約2割増しの成績?! すごい!!
当然そんなに甘くないです。
そう、そんなに甘くはありません。
自然相手の事業ですから。
そして、そこも織り込んでの見積18万円/月です。
直近一年の月別売上です。
6月は梅雨があります。
8月は台風が来ます。
秋の長雨があります。
晴れ続きの1月もあります。
ここ数年を見ただけですが、大体発電量が最大になるのは5月が多いですね。
夏至の6月は曇りが多くてイマイチ。
期待の5月がイマイチでも、8月が晴れ続きで補ったりして、結局平均値に収斂します。
だから、伸びたコケたで一喜一憂してもムダ(笑
という事がやっとわかってきました。
経験的にわかっていることながら、なんだか「統計」のチカラを感じます。
個々に見るとバラバラでも、数を集めると一定の傾向があって、「ほぼまちがいなく」ここに集まるんです。
統計ってスゴイ学問ですね。
残りの半生をつぎ込む価値のある人類の英知かも。。。
監視装置が優秀
話は戻りますが、監視装置、それなりのコストはかかったんですが、優秀なアウトプットを出してくれてます。
TAOKEという中華メーカーのモノをつけてます。
3基とも同じものをつけて、一つのアプリでまとめて確認できるようにしてます。
パワコン単位で見れますし、故障すれば自動アラートが出ます。
通信モジュールとセットなので、通信回線や月額利用料もいりません。
初期費用で24万円かかりましたが、発電所が遠いので助かってます。
パネルも気づけば中国メーカが席巻してます。
やっぱり場数踏んで、ユーザ要望を一個一個着実に潰していく方がいいものができるんだなと、妙に納得してしまいました。
早くアウトプットして、見直してまたアウトプットというサイクルを高速で回すことが大事なんですね。
別にここだけで書かれてる話ではないんですが、自分一人で時間をかけてピカピカの仕上げにするより、荒削りをみんなで磨いていく方が効率がいいこと、僕には新鮮でした。
なんとなくイメージでわかっていても、文字にされて初めて気づいたというか。
いろいろ思いを巡らしながら、でもやっぱり発電量が伸びてるのは何度みてもいいな~。なんて悦にいるわけです(笑
ではまた。
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