半導体不足が叫ばれ始めてから半年がたちましたが、いまだに解消の見通しが立っていません。
半導体が足りないことによっていろんな製品が供給不足に陥っています。
PCもスマホもゲーム機も動車も家電も、もはや電気で動くものには全部使われてるのか?と思うほどの影響で、ちょっと驚きます。
この半導体を確保するために、世界中の国々が国家レベルで策を講じています。
その大半が大手製造メーカに対する供給拡大要請なわけですが、その要請を一身に受けているのがTSMC社です。
TSMC??どんな会社でしょうか。
どんな会社?
タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾積体電路製造股分有限公司)が正式名称です。
半導体って「セミコンダクター」っていうんですね。
なんか建築関係の用語かと思ってました。 ゼネコンとかその辺のなかまで(笑
集積回路、およびその周辺の半導体デバイスを製造する会社で、世界中の企業がその製品にTSMCの半導体を利用しています。
徹底したOEM企業です。
かつては日本も半導体の一大生産国家でしたし、アメリカもインテルやクアルコムのような製造メーカーを擁していますが、いまは生産量、製品水準ともにTSMCが世界最強となっています。
業績推移はどうでしょうか?
世界中が欲しがる半導体を、世界で最も供給している会社ということは、業績もさぞかしすごいことになってるんでしょう。
はい、21年から売上・利益ともに急激に伸びてます。
生産能力を最大限に高めて売りまくってると。
さらに多少高くても売れますから、利益率は驚異の42%となってます。
でも製造側はホント大変みたいで、一部では報道に出てましたが、製造現場ではほとんど寝る間もなく作業しており、特別ボーナスを支給して何とか人手を確保しているとか。
とんでもない状況になっているようです。
株価はどうでしょうか
そうですよね、この世界情勢ですからね。
日本もそうですが、アメリカもヨーロッパも、国家が予算を出してTSMCの半導体工場を自国に誘導しようとしています。
アメリカでは、外国の工場誘致に米国民の税金を使うとは何事か!と議会が紛糾しているそうですが、それぐらいの国家の一大事ということです。
結果、株価は20年で2倍、2015年から比べると6倍になってます。
配当はどうなんでしょう?
株価が一気に上がっているので配当利回りはさがりますが、それでも2%あります。
もっと配当高いとうれしいですが、いままさに成長期なので、余剰は可能な限り成長投資に振り向けるほうが正しい経営判断かなと思います。
シミュレーションしてみました
コロナ前の2019年6月に1万ドル分購入して、2年後の2021年6月に売却したらどうなっていたんでしょうか?
19年時点で半導体の供給不足を予見できてたら、2年で資産を2倍にできてたのに!
。。。
わからんわ、そんなこと。
そもそもどこに半導体が使われてるかすらしらないんだから。。。
でも、夢のある数字ですね。
結論
半導体不足でいろんなところに影響が出てますが、おおむね来年前半には解消されるような見通しが出されてます。
今は金かプラチナみたいに重宝されている半導体ですが、供給過剰になった時にはネジみたいな扱いになります。
TSMCは「誰も作れない詳細度」で独走しています。
2ナノだそうですよ。もはや信じられないレベルです。
新設する熊本の工場は20ナノだそうで。。。新設???
当分「ネジ」にはならないんだろうなと思いました。
資金に余裕があったら買っておきたいけど、2年前の株価を見るとなんだか損した気分になる素人感。。。
ではまた。
おまけ ちょっと気になる
寒くなってくるとコーヒーがおいしく感じますね(笑
のんびりホットコーヒー飲みながら物件探しと確定申告の準備。
結構安らぐ時間です!
コーヒーメーカー
カプセルはスタババージョンもあるんですね。互換品ですが。
ひと手間かけると簡単にカプチーノになります。
全然必要ではありませんが、あると見栄えが全然いいです。
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