米国株投資、最初は手探りです。
シンプルに大きな会社=安定と考えると、真っ先にこの会社にたどり着きます。
もちろんそんな単純な話ではありませんが、5,700億ドル(約74兆円!)の売上ってすごいインパクトです。
もはや国家予算並みの売上をたたき出すこの会社、投資対象としてはどうなんでしょうか。
どんな会社?
アメリカのアーカンソー州に本社を置く世界最大のスーパーマーケットチェーンです。
特徴は「薄利多売」
大量仕入れと人件費削減でコストを抑えるというシンプルな戦略で世界中に店舗を展開しています。
その品揃えは食料品や日用品だけでなく、家電や果ては銃まで売ってるそうです。
とにかく小売りで扱うものは何でもそろえて、しかも安いということで、「ウォルマートに行けば安くてなんでも手に入る」を実現しています。
薄利でもこの規模まで行くと膨大な利益を生みますし、この販売力は仕入れコストの圧縮に大いに寄与します。
薄利多売という誰でも参入できそうな武器を徹底的に磨き上げて、それを必殺の武器に仕立て「ワイドモート」を構築しています。
業績推移はどうでしょうか?
やはり目を引くのは売上ですね。
5,728億ドルは、円安の今日本円で74兆円にもなります。
国家予算で比較すると、世界7位のカナダの国家予算並みの売上を生み出しています。
すごーい。
もう一つ目を引くのは営業利益率。
実に4%しかありません!
ちなみにアップルは25%近い利益率です。
薄利多売戦略と言ってるだけあって、その通りの数値になってます。
ただし売上が膨大なので、たった4%の営業利益といっても日本円で約3兆円になります。
利益で3兆円です。すごい。。
ちなみに日本最強企業のトヨタは、売上31兆円、営業利益3兆円です。
あ、意外と手残りは一緒くらいなんだ。。。
トヨタもすごいね。世界からマネされるだけのことはあります。
配当はどうなんでしょう?
配当利回りは1%-2%といったあたりになります。
が、この会社49年連続増配を達成している「配当貴族」銘柄です。
むかーしから持ってる人はすでに配当利回りが数十%になってることでしょう。
コツコツ買っていくにはいいのかもしれません。
小売りの将来性に心配はあるものの。
肝心の株価は???
17年から騰勢を強めて5年で2倍まで上がっています。
ECの浸透によりamazonが急成長し、もはやリアル店舗のウォルマートは時代遅れといわれていました。
小売りの巨人はamazonに食われると、多くの人が思っていたわけですね。
しかしながら「オムニチャネル」を徹底推進し、リアルでもオンラインでもお客様が欲しいと思ったときにいつでもコンタクトできる販売網を作りあげました。
結果、Amazonと競り合いながらもしっかり成長しています。
それがこの5年の株価に表れていると。
結論
これだけの規模と物理的な店舗、そして物量があるというのは、それだけで差別化要素になります。
ネット上なら新たな技術革新であっという間に新興企業にキャッチアップされてしまいますが、現物を持っているウォルマートの資産は、ちょっとやそっとじゃ追いつけません。
この資産を活用する限り、地位は安泰のように見えます。
どんなに時代が変わっても、やはり現物を扱う店舗は強みを持ち続けるように思います。
一方で、リアル店舗はコスト要因でもあります。
コスト削減で業をなしてきたウォルマートが、今後どんな戦略に出るのか興味深いところです。
投資対象としては面白いかなと思います。お金に余裕があれば(笑。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
おまけ お気に入り紹介
お気に入りのビール用グラスですが、もう一回り大きいのが欲しい。
いろんなサイズをそろえたくなるくらい使い心地がよかったです。
ただし、扱いに気を遣いますが、、、補って余りあるよさ。
そしてビールは最近これがお気に入り。
糖質ゼロでもビールの味がすると思う。
ただし、アルコール低めなのでちょっと薄い感じするんですよね。
濃いめが好きな方はこちらの方がいいかも。しっかりビールの味もします。
つまみもできるだけ健康に寄せて。
健康気にするならビール飲まない方がいいし、つまみも余計な間食だし。。。
でも、やめたくないから、やめないながらも健康寄りの選択です(笑
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