株式選定の王道は、自分の身近なよく知ってる、かつ応援したい企業を買うというのが最も納得感のある買い方です。
ゼンショーなんて名前だから身近に感じませんが、牛丼もカレーも食べたいなと思ったらすき家ですし(そんなに食べれませんが。。。)、回転寿司ならはま寿司です!
ゼンショー株を持っていることで、優待でお得にご飯をたべることもできます。
5,000株持ってれば3万円のタダ券がもらえてしまうという、ありがたい内容です。
クロスで優待という関わり方だったんですが、ちゃんと応援してみたい会社ではあります。
さて、投資するならどうなんでしょうか。
業界勢力図ってどうなってるのかな?
飲食業界売上高ランキングでは、ゼンショーは堂々の1位です。
すかいらーく、マクドナルドを抑えて1位って、すごい会社ですね。
飲食業界全体では6兆円ほどの売上規模になります。うち10%の6,000億がゼンショーHDによるものになります。
人手不足で営業時間短縮など、大きなニュースにもなってました。
コロナで来店客が激減して収支も大幅に悪化してます。
が、テイクアウトや宅配でしたたかに業績を維持しています。
この辺はマクドナルドが一番上手にやってる感じがありますが、売上規模はゼンショーが横綱です。
2倍近い売上規模を持っています。
今まさに変動期にあると思いますが、ファストフード系は食品のなかでは最も柔軟に対応できている(需要も脈々と消えない)業界だということが、業績に表れつつあります。
業績推移はどうでしょうか?
19年まできれいに右肩上がりでしたが、20年度コロナで18年並みまで押し戻されました。
しかしこの利益率。。。。
ちなみに業界別の利益率ランキング(日本)で1位は消費者金融の16%だそうです。
個別企業で見たら、もっといいとこいっぱいありますけどね。
しかし世間に名の知れた巨大飲食チェーンを持ってしても、利益率3%とは。。。
さらに、20年度はコロナ影響で2%まで低下してます。
まぁ、ここはしょうがない。
逆にワクチンで一気に回復する余力を持っているといえます。
配当はどうなんでしょう?
利益の3割程度を配当に回しています。
直近の配当利回りは0.7%なので、、、、あまりおいしくありませんね。。。
肝心の株価は???
緊急事態宣言に振り回されながらも、20年2Q以降は回復基調を保ってます。
ワクチンが浸透したら大幅に回復することも期待されますが、そこはもう織り込んでしまってるのかもしれません。
シミュレーションしてみました
例えば、コロナ前の19年12月に100万円分のゼンショー株を購入していたら、現時点でどうなっていたんでしょうか?
19年6月に100万円分買って21年6月に売却した場合、キャピタルゲインは+8万円、配当は9月・3月決算で3回もらえて約1万円(すくな!)になります。
こんなコロナで無茶苦茶になっちゃった飲食業界ですが、しっかり利益は出してくれてます。
合わせて、上乗せで優待ももらえますから、満足度は高いですね。
使う人からしたら。
結論
利益率の低い飲食業界にあり、配当利回りも1%以下、すかいらーくやマックと戦わないといけないこの立ち位置からして、爆発的な成長は期待しにくいでしょう。
僕なりに冷静に判断すると、ここは買わないのが正しいのではないかと。
でも、近所にはま寿司もすき家もあります。
はま寿司は子供が大ファンです。
その期待に応えるために、僕は300万円ほど投資しました。
そう、分析する前から「直感」ですでに買ってしまった。。。
これはやっちゃいけないパターンです。
が、優待で喜ぶ子供の笑顔がプライスレス
ただそれだけ。
優待を設けた企業の意図に、100%乗るタイプです!
ではまた。
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