証券取引に慣れてくると気になるのが「貸株」です。自分で株を保有しながら、なおかつ貯金のように金利がもらえてしまうなんて、長期保有者には嬉しいサービスですね!
貸株とは一体どういう仕組なんだ
個人投資家等が、自分の持っている証券を一時的に証券会社に貸す仕組みです。代わりに投資家は手数料をもらいます。証券会社は投資家から集めた株を使って信用取引を提供するわけですね。
証券会社に株を渡してしまうわけですが、「優待自動取得」にしておけば、権利確定日だけ名義を戻すので優待も配当ももらえます。(※場合によっては配当相当額となる場合があるので注意。税金が変わります!詳しくはGoogle先生へ!)
デメリットとしては「長期保有」の優待上乗せは取れなくなります。名義変わってますから。
でも、何もしなくても手数料がもらえるなんて、銀行預金と同じ手軽さです。
さらにこの手数料、1%程度が多いんですが中には10%近い手数料の株式もあるんです。
日毎に手数料が発生して、月次でまとめて支払われます。
源泉徴収はないので、20万を超える場合は確定申告が必要になります。会社の年末調整で済ませている人にはちょっと面倒ですが、今はwebから簡単に申告可能です。
21年3月のSBI貸株金利、最高はJ-テラ。なんと驚きの12.75%!
気になる金利ですが、SBI証券の貸株金利を見てみたら10%超が5社もありました!
年率10%ということは、10年持ってたら倍になるってことですからね。(厳密には税金引かれますが。。)
銀行の金利は?0.001%??とかの水準から比べると、信じられないような金利です。貯金の代わりに株を買って、あとは毎日チャリンチャリンと小銭が入る。これぞ金のタマゴを産むガチョウではないですか。
やるしかないでしょう!と飛びつきたくなりますが、ここはちょっと冷静にならないといけません。
僕はウホホ!と飛びついてヤケドしました(苦笑
手数料10%に飛びついて、気づけば100万溶けてました!
100万溶ける!なぬ!!やめとこ。。という怖い話ではありません。これは僕の選定眼と引き際が悪かったからなんですが、可能性としてはあるという話です。僕は溶けましたから(笑
高い手数料が設定されている = 信用売したい人がたくさんいるということです。
つまり、将来の下落を見越していまカラ売りしたい!という人が殺到している株を、敢えて買って貸株に入れるということになるわけです。
そう、当たり前の話なんです。でも僕は飛びついちゃったんですよね。。。
サイバーダインというロボットスーツの会社なんですが、製品があまりにも画期的だったので長い目では絶対成長すると信じて買ってました。しかも貸株利率が10%もあったのでさらに買い足したりして。
結果投資会社による仕手戦の舞台となり、みるみる資金が溶けていきました。投資会社による相場操作(と言いたい)はよくある話ではあります。
予兆はそこら中にあったし、早めの損切していればよかったんですが、うまくできませんでしたね。高い勉強代になりました。
高手数料は危険の裏返しです。これで資産を大きく増やすこともできるでしょう。
よーくリスクを見極めて取り組んでみてください!
ちなみに低利率の株式はそんなリスクはほとんどないので、小銭稼ぎに貸株してもいいかもしれませんね。
ではまた。
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