さて、準備万端、勢い勇んで穴を掘り始めます。
まずどこに掘るか、ですね。
野立て太陽光設備は、アレイ間をつなぐ太い電源ケーブルを地下に埋設してます。
図面も確認しましたが、埋設ルートなんて書いてません。
しょうがないので、配管の埋まっている場所からできるだけ離れた場所に掘っていくことにしました。
その前に準備しておくものがあった
そう、排水構造を作るにはスパイラルボーラーだけでは足りません。
穴は放っておいたらまた粘土で埋まります。そしたらまた水が溜まります。
排水性を維持するために掘った穴に砂利を入れます。
ホントは透水性のシートでくるんで砂利を入れることにより、砂利の間に泥が入るのを防ぎ、通水性が維持できるようにすることが望ましいのですが、効果が??なのと、なんせめんどくさくて。。。
ホームセンターで20Kg入りの川砂利(大)を3袋、計60Kgを調達しました。
なんと、一袋190円!
ナニコレ、めっちゃ安い。。
ただ「クソ重い!」です。文字通り一袋20キロですから。
できるだけ一人で頑張らない方がいいでしょう。
僕はこいつで背中を痛めました。。。
試し掘り
さて、準備万端整いました。
最初はできるだけケーブルから離れた、敷地の入口近くに掘ってみます。
5回くらい回すと硬くて回らなくなるので、行きどまったら左右にネジネジしながら抜いてきます。
これを繰り返すこと30分程度でこんな穴ができました。
あまりわかりませんが、これで深さ2mほどあります。
そして、穴の底から豊かな水が湧き出してきます(笑
あれ、、、なんか思ってたんと違う。。。
効果ないかもしれない。。。
確かネットで見た記事では「粘土層を抜けると水を通す土の層が現れる」と書いてありました。
つまり、そこに到達したら水が抜けていくはず。
水がたまるということは、まだ粘土層を抜けてないということかと。
でも。。。。
2mよりさらに進むには、もう一本シャフトを追加しないといけません。
3mのシャフト、回せたとしても引き抜けるのか??
ちょっと人力ではこの深さが限界!
しょうがない、これで一度様子を見てみるか。。。
じゃりを投入!
防草シートでくるんだ方がいいのはわかってますが、とりあえず結果が知りたくていったん砂利を投入してみました。
「じゃぼじゃぼじゃぼじゃぼ!!!!!」
20Kgの砂利が穴に吸い込まれていきます。
どんどん吸い込まれていきます。
なんと、20Kg全部投入してもまだ1/3程度は埋まってません!
見た目よりかなり大きな体積なんですね。なんせ深さ2mですから。。。
間に枯草を詰めたりしながら砂利でなんとか埋め戻しました。
中から出てくるいろんな色の粘土
掘り進むごとに土の様子が変わっていきます
①写真一番下の方
最初に掘った土は湿っている程度で、ばらばらに崩れやすいため、ネジネジしても引き上げるときに落ちてしまいます。柔らかいですが掘る効率は悪いです。
②写真中段
1m程度掘ったあたりから、土がかなり粘土質になります。また水分も多く、ドリルにへばりつきます。
硬いし重いけど、一度に大量の土を掻き出せるので、穴掘りのスピードとしてはアップします。
③写真上段
1.5m程度まで来るとかなり水が溜まってきて、ジャボジャボ言いながらドリルで掘り進みます。
上がってくる土は、先までの黄土色から「ねずみ色」のいかにも水を通さなそうなネバネバの粘土です。
④その先
これを超えると、水がかなり溜まってしまい、うまく掘れませんでした。
ひたすらスパイラルボーラーをねじり続けることにより、なんとか2mの深さまで到達。
同じものを4箇所掘りました。
2時間くらいかかりましたかね。
ヘトヘトですが、無理なレベルではない。
このスパイラルボーラーという道具、よく考えられているようで、意外とちゃんと掘れました。
そしてたまたま翌日が雨だった!
ちょうど翌日が雨で、またいつも通り水が溜まる状況。
防犯カメラで早速現地を確認してみました。
水なくなってたらうれしーなー!
こら-----!!!
]思いっきり水没かい!
現実は残酷です(笑
でもめげずにコツコツ掘っていったら、少しずつ改善されるんじゃないでしょうか。
1000平米もありますが。。。
ではまた。
コメント