11月11日、毎年中国では「独身の日」で盛り上がります。オンラインセールですね。
日本ではあまりピンとこないんですが、もともとは1が並ぶので中国では独身者がパーティを開いたことが始まりのようです。
ここにアリババが乗っかって、大々的にwebセールを展開するようになったのが2009年。
以来、年々規模を拡大してきました。
さて、今年はどうだったでしょうか?
毎年驚異的な取扱高を記録
2009年に始まって10年以上続いてるんですが、取扱高の伸びは「スゴイ」の一言です。
5400億元というと、規模がピンとこないんですが、なんと日本円で約10兆円です。
さらにこの伸びが尋常じゃない。10年前は191億元だから0.3兆円です。
これが「たった」10年で33倍!まで伸びてます。
特に19年から20年の伸びがすごかったですね。
それと比べると、今年は鈍化してます。20年の前年比が186%に対して、21年は同108%となってます。
でも今年はちょっと違うと言われてた
結果だけ見ると、相変わらず成長してるねーという感じですが、そもそも今年は前年とは環境がまったく異なりました。
昨年末以来、政府の締め付けが明らかに厳しくなり、傘下のアントグループの上場はつぶされ、一時は会長のジャック・マーさんも行方不明になってます。
さらに、急成長するプラットフォーマーに対する政府の圧力は収まることなく、許認可や業務改善命令で大手IT企業の成長を押さえつけてきた1年でした。
すべては「共同富裕」という、格差是正に向けた動きです。
政府方針を受けて、今年の独身の日セールは「消費をあおる」面が鳴りを潜め、「環境にやさしい」「クリーン」が全面に出ていたようです。
これは、昨年のような取扱高はムリかな?と思ってたら、前掲の10兆円!でした。
すごい。。
10兆円のスゴさ
日本のEC大手と言えば楽天でしょうね。
手広く展開していて、アジアでもそれなりにポジションを得ていますが、それでもこの規模です。
四半期のグラフですが、直近の1年計で5兆円程度です。1年間の合計で、です。
かたやアリババは10日で10兆円。。
何たる破壊力でしょうか。
人口ってパワーなんだな、と思い知らされます。
ところで、何が売れてるんだろう?
今年の結果はまだ出てないみたいですが、昨年の実績をメーカー別でみると、ヤーマンが1位だったようです。
日本では馴染ないですけど、美容機器のメーカーですね。
日本だと花王とか資生堂がベスト10に入っているみたいです。
昔から資生堂強いですね。
全然わかりませんが、奥さんとかにあげたら喜ぶのかな。。。
あとユニクロも強いみたいですね。
確かに、部屋着とかは安くなっているタイミングでまとめ買いしたいかな。
郵送で全然OKだし、価格からしたら品質も素晴らしいですしね。
あー、ECサイト見てると要らないものが欲しくなる。。。いかんいかん。
ではまた。
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