期待した銘柄が想定通りに成長しなかったときは、一定の判断基準のもとしっかり損切りする必要があります。
それを教えてくれた銘柄がサイバーダインです。
いったん損だしして下がった価格で同株数を買ったんですが、そこからさらに半分に下がるという、もはや泥沼と化したこの銘柄、いったい何がここまで評価を落としているんでしょうか。
どんな会社?
ロボットスーツの会社です。
腕や腰、足に補助動力をつけることにより人体の能力を拡張します。
重いものを持ち上げるための動作補助機器、あるいはリハビリのための医療機器として利用されます。
特徴的なのは、人体の発する微弱な電気信号を読み取って、体を動かす前に動力が起動する点。
また、動力装置が小型なので、装着した人に大きな負荷をかけません。
筑波大学の研究室から生まれたベンチャー企業です。
業績推移はどうでしょうか?
これだけ書くとずいぶん未来感ある企業に感じます。
現に日本の将来を担う企業として2017年には内閣総理大臣賞を受賞してます。
が、業績はというと。。。
売上規模は19億円と大きくはありません。
そしてここ5年の成長はほとんどなく、横ばいです。
ずっと赤字でしたが、ここ2年は経常利益はプラスに転じています。
が、営業利益で見るとまだまだ赤字が続いています。
製品は面白い、社会的にも評価されてる、でも結果が出ない、そのまま時間がたってしまったという状況です。
株価はどうでしょう???
それは株価に如実に表れています。
16年の暴落はシトロンリサーチによる情報操作の一面がありましたが、18年以降の下落は投資家の失望が表れています。
市場の熱量である取引量は地を這っています。
安定的な黒字化が実現しないと浮上は見込めないでしょうかね。。
シミュレーションしてみました
19年3月に買って21年3月に売却した場合の収支はどうでしょうか?
このタイミングなら若干ですが利益が出ています。
しかし、21年後半には際限なく下落し、直近では300円台まで下がっています。
50%溶けてます。。。
結論
期待の技術もしかるべきタイミングで製品化、汎用化されないとその輝きを失うということなんですね。
どこかで反転の兆しが出るかと思っていましたが、年月を経るごとにその目が潰えていくように見えます。
世間の技術発展が目覚ましいため、この表皮の電極でコントロールという技術が相対的に目立たなくなってしまいました。
しかるべきタイミングにしかるべき大きさまで成長するということが大事なんですね。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
おまけ ちょっと気になる
寒くなってくるとコーヒーがおいしく感じますね(笑
のんびりホットコーヒー飲みながら物件探しと確定申告の準備。
結構安らぐ時間です!
コーヒーメーカー
カプセルはスタババージョンもあるんですね。互換品ですが。
ひと手間かけると簡単にカプチーノになります。
全然必要ではありませんが、あると見栄えが全然いいです。
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