FIRE(Financial Independence,Retire Early)という言葉を知っている時点で、きっと一度は「会社やめて自由になりたい!」と思った方なんでしょう。
いや、思ったことない人なんていないか(笑
FIREというと新しい感じですが、昔から資産家とか大家さんとかって、当時のFIREを達成したひとだったんでしょうね。相続の場合は別ですが。
「今がんばって、いつかお金を気にしなくてもいい身分になりたい」「毎日会社なんて生活は卒業して自由になりたい!」って、昔から脈々と続くサラリーマンの「芯」みたいなものなのかも知れません。
僕もFIREっていいなーと思ったことがあります。
でも、よーく考えてみたら、僕が求めてるのは「FI」であって「RE」ではないかな、、、という思いにいたりました。
忘れないようにメモしておこうと思います。
1年後に再考したらまた変わるかも知れないし。
サラリーマンと一言で言ってもいろいろありますが
僕はサラリーマンで、もう20年以上働いてます。
幸い、業界的には成長期にあったので縮退の辛さは経験せずに済んでますが、拡大期特有のハードワークにはどっぷり漬かってきました。
これは非常に恵まれたことだとおもいます。
ハードワークは辛いですが、「頑張っても伸びない業界」でハードワークだったら、ちょっと心が折れます。その点はありがたいなと。
じゃ、みんなハードワークなのかというとそうでもなく、同じサラリーマンでも、若年期を過ごした時代によって全く違うな、と感じます。
昔の人は歯を食いしばって続ければ報われた時代。
一方若い人は成果さえ出せば自由がある時代。
僕らくらいの中間世代は、旧世代的パワハラ上司と新たな成果主義の狭間で翻弄されてきたように思います。
今は、個を大事にする事が認められる時代でありつつ、まだ旧日本的な面倒見の良さ&めんどくささも残ってる時代、ですかね。僕の解釈では。
自分でも意外ですが一応愛社精神もあるし、きっちりアウトプットも出します。
でも滅私奉公はしません。
昔的なハードワークの中で育ちましたが、それを次世代には引き継ぎません。
当時は気付きませんでしたが、人間らしい生活ではありませんでした。もっと個人の生活を大事にしてもいいと思うようになりました。35歳を過ぎてからですが。。
だいぶ環境が改善されたサラリーマンですが、それでも職場によってピンキリなので、やはりFIREに憧れる人も多いですよね。
FIREといっても、これもいろいろかと
金銭的自立による早期退職、といっても必要な条件は人によって様々です。
個々の維持したい生活水準に依存します。
お金はなくとも自由が欲しい人と、リタイア後の生活にお金がかかる人と。
後者はある程度の不労所得が確保できてないと、時間はあるけど寝てるだけ、という辛い状況に陥ってしまいます。
近年のFIREというスタイルは、若いうちに一生懸命働いて節約してお金を貯めて、40代でリタイアして自分の満足いく暮らしをおくることのようです。
昔のような「富裕層」的なものからチョット進化して、「慎ましくも自由な生活」という感じなんですね。
ミニマリストみたいで、ちょっとおしゃれな感じもあります(笑
先の、「自由」か「お金」かでいうと、その中間を目指す感じが主流なんですね。当たり前か。。
自分はFIREに何をもとめてるんだろうか
働かなくても良い環境を手に入れて、僕はどうなりたいんだろうか?と自問してみました。
現時点ではこう思います。また変わっていくかもしれませんが。
自由な時間がほしい
忙しいからこそ自由の有り難みがわかるのではないかと。
「やったー明日は休みだー!」というあの喜びが、新鮮に味わえなくなってしまう。。
大好きな大トロも、毎日食べてたらただの脂身にしか感じられなくなるでしょう。
イヤなことがあるから嬉しいことがより鮮烈に感じられるんだと思います。
自分の好きなことを極めたい
まだ知らないことはたくさんあります。自分の範囲内だけに閉じこもる必要はありません。
仕事をしていると、好むと好まざるとに関わらず異動やプロジェクトで環境がガラっと変わります。
ここで強制的に出会う新たな「気付き」は、もしかしたら生涯の宝になるかも知れません。
新たな出会いには、いくらかの強制がないと偏りがでるかなと思います。
まぁ、ここがストレスの要因でもあるんですがね(笑
ストレスから開放されたい
心を病むようなストレスからはすぐに逃げちゃえばいいと思います。お金があろうがなかろうが。
そこまでのストレスではないが、ずっと何かしらのプレッシャーにさらされるというのは、サラリーマンなら避けられません。
ありきたりですが、これくらいの環境の方が能力が発揮できると思います。振り返ってみると。
あと、乗り切った後のビールがうまい!
FIREしたことないのでわからないんですが、最も効率よく成長するには「ちょっと背伸び」くらいの目標に向かっているときじゃないでしょうか。
それは即ちストレスを伴いますが、達成感をもたらします。
これは捨てがたい。
自分はどこをめざすか
僕はサラリーマンとして働きながら、不労所得をもたらす仕組みをコツコツ造り続けています。動きは鈍重ですが(笑
金の卵を産むガチョウをせっせと育てているわけです。
でもサラリーマンをやめるところまでは考えてません。
やはり社会で働くことに意義を感じます。そして、そもそもまだそんな収入に育ってない!(笑
最終的にはガチョウの飼育員になろうと思ってます。ガチョウを育てるのが上手なおじさんに定年はありません。
片手間で飼育員をしてるので、行儀の良いガチョウを飼わなきゃいけませんが、家計は安定します。ついでに与信も安定します(笑
これ、不動産投資には重要ですから。
緩やかに変わっていくこと
リタイア時期を決めてがむしゃらに頑張る、というのがFIRE達成の王道だと思います。
ただ向き不向きあるので、僕は少しずつ収入の重心をずらしていくイメージでいます。
楽しくないと続かないし、興味が湧かないと覚えないというのは、万人納得するところではないでしょうか。
幸い投資を楽しいと思える体質(?)でした。
会計とか、収支シミュレーションとか、あるいは雑草の刈り方とか、監視カメラの配線方法とか、芋づる式に知識の範囲が広がっていきます。
そのどれもが、机上じゃなくて実務だからおもしろいんですよねー。
やらされ仕事じゃないと、前のめりに進めるので効率良いんですよね。これは本業でもその通りで、僕にとっては大きな学びでした。
んー、この学び、子供にどうやって伝えていこうかなー。
その辺はまた改めて。
関連記事です。
金銭的な自立を達成するために株式市場に資金をおいて育ててきました。
太陽光もなかなかおもしろい取り組みでした。しっかり利益も出してくれてます。
あとは不動産で仕上げる予定なんですが、まだまだ時間がかかりそうです。
でも大丈夫、本業のサラリーマンでしっかりインカムを確保してるので、待っている間にもタネ銭は増えていきます。
ではまた。
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