銀行はお金を保管する場所であって、運用できるなんて考えはありませんでした。
でもこれはバブル以降の話であって、かつては銀行に預けとくだけでS&P500並みの成長が保証されてるという時代がありました。
これが当たり前で育ったいわゆる「団塊の世代」の人たちから見ると、株式投資というのは「貯金の5%の利回りより、もっとたくさんお金が欲しいからやる賭け事」というように感じるのはわかる気がします。
貯金しとけば十分増えるのが当たり前というのは、非常にありがたい話ですよね。
ちなみに、バブルを学ぶならこれが最良でしょう(笑
日本の預金金利推移
バブルがはじけた89年12月から1年後でも、5%超の預金金利があります。
これがあれよあれよと切り下がっていき、たった5年で0.5%を割る水準まで下落します。
そして今や普通預金の金利は「0.002%」という超絶低金利が当たり前の時代となりました。
90年頃は貯金をすることが正しかったんですが、同じことを現在すると「非効率」ということになります。
市場の環境が劇的に変化したわけですね。
その時々で「お金の置き場所」をコントロールしないと、資産は増えていかないことがよくわかります。
じゃ、貯金じゃないならどこに置く?
となると、株式でしょう。でも、あれ??
日経平均は1989年のピークから下がるばかり。
2013年以降のアベノミクスでようやく回復してきましたが、3万円を超えたのはやっと21年になってからです。
一度転げ落ちてから、実に31年を要してやっと前の地点に這い上がってきたわけです。
ここに資金を預けるのが正解なのか??
確かに日本市場でも売り買いのタイミング次第で十分利益は出せるんでしょうけど、見極めができないと損失を出す可能性もあります。
一方米国のS&P500の株価は上記の通りの成長を見せています。
ここに資金を置いておけば、ほっといても増えたわけですね。
ちょっとした増減はあるので、ドッドコムバブルとかリーマンショックとかのタイミングでは「あー、オレの年金がーーー」なんて声も聞かれましたが、慌てて売り払ってなければ今頃満面の笑みでリタイア生活を送っておられることでしょう。
場所がキモ
個別銘柄の騰落を見て一喜一憂するのは、それはそれで楽しいんですが、時代ごとに成長する「場所」があるので、優劣はあれども「場所」さえしっかり押さえればちゃんと資産は増えるんだろうな、と思います。
その「場所」がわからんのだ!というのはあるんですが、そこはいろんな場所にちょっとずつ資産を置いてアンテナを張っておくしかないですかね。
幸い技術の進歩のおかげで、自宅に居ながらにしてたいていの投資は可能です。
仮想通貨か、いや不動産REITかといった商材の選択、あるいはインドネシアかアフリカか?といった地域の選択、なんにせよネットで完結できる環境があり、なおかつ少額から投資できる環境が整備されてます。
フル活用してアンテナを張っておくのも必要だなと思いました。
でも今はやっぱり米国市場だな。。。感覚的ですが。
皆さんも投資される際にはご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
コメント