野立て太陽光発電所を買うとなると、2,000万円近くの投資が必要になります。
手持ちの現金で買えるなら何も考えなくてもいいです。
いや、現金があるなら別の投資に振り向けるのが正しいのかな。
株式市場に預けるか、あるいは今後の不動産投資を視野にしっかり抱えておきたいところ。
太陽光は融資が引ける投資なので、借りてレバレッジを効かせる方が効率が良いかと思われます。
僕は時間的な問題で1基目を信販ローンで購入しました。チョット金利は高かったんですが、審査の早さと手間のなさは驚くばかりで。。。
電話一本でOKでした(笑
2基目は時間もあったので調達先を吟味しました。
多分誰もがたどり着くであろう国民金融公庫。
圧倒的な低金利で開業したての事業者を支えてくれます。
僕もチャレンジしました!
ネットでもいろんなケースのお話が出てますが、僕のケースをお話します。
因みに、もう3年以上前の話なので悪しからず。。
でも、ハッキリ覚えてます。腹立ったから(笑
いい思い出です。
なぜ公庫に融資をお願いしたいのか
僕が利用した信販は、15年ローンで固定金利2.1%でした。
ここが、公庫なら2%程度になるとのこと。
さらに、経営力向上計画の認定を受けていると▲0.9%の優遇が受けられ、1%以下の金利も実際あったようです。
新規事業を育てるという国策に基づく組織だからこそできる条件ですし、まさに今の僕がその対象にピッタリじゃないかと。
これは使わない手はありませんね。
あれやこれや書類を揃えてなんとか面談までこぎつけました!
久しぶりに備えました
管理職登用試験以来でしょうか(笑
話す事をちゃんと紙に書きました。
なんともスマートじゃないですが、こういうのやっときたいタチなんですね。
ふり返るとスゴイ集中力が発揮されたような気がします。ムダに(笑
熱意を持って以下3点を伝えようとしっかり備えました。
社会的に意義のある事業である事
今ほど騒がれてませんでしたが、脱炭素の潮流が大きくなるのは自明の理でしたので、太陽光発電は大いに社会的意義のある事業です。
そこに私費を投じて参入することを援助してほしいのだと。
利益が出る事業である事
20年間の売り上げがほぼ確定しており、設備損傷リスクは全て保険でカバーできます。
ここまでガチガチの事業は稀だと思います。ホントに。
太陽さえ出てくれたら確実に収入が得られる安定性を力説しました。
ほら、こんな安全な事業ないでしょと。
業務負荷がかからない事
僕はサラリーマンと二足のわらじだったので、そこに疑念を持たれるのではないかと思いました。
片手間で借金背負ってやり抜けるのか?と。
安心してください、やり抜けます!なぜなら、全部外注しますからね。
かつ、本業が別にあるからこそ、返済手段が二重に確保できるわけです。
太陽光が何らかの理由で収入をうまなくなったとしても、本業で収入が確保されるので返済が滞ることはありません。
本来はこの事業の意義に融資してほしい所ではありましたが、まぁ相手も慈善事業じゃないですからね。
思ってたんと違う。。
結論から言うと、ダメでした。
理由は2基目だったので「現在の借り入れが多すぎるから」とのことでした。
1基目の時に相談していた公庫の方の感じから、「意義」と「安定性」が伝えられれば大丈夫そうな「感覚」を持っていたんですが、面談当日に出てきた方は話して5分で「ダメ」感がすごかったです。。
ここは運なのかな。。。結構担当者によって対応が異なるという話をよく聞きます。
もうチョットいろいろ持ち帰って検討してくれるかと思ったんですが、おそらく書類の段階で断ることは決定していたようでした。
何の話をしても「できません」「難しいです」「わかりません」の繰り返しでした。
とりあえず、ダメな理由は以下の感じでした。
- 1基目の経営状況がまだ見えない中で2基目の融資は難しい
- 2基合わせて4,000万円の借り入れは過大(公庫への申請は2,000万円ですけどね)
- シミュレーションが甘すぎる(業者作成のシミュレーションです。今実績をみても発電量を固めに見積もってましたが)
- 経営力強化計画による金利優遇の話は「回答できない」
- 発電所自体を担保にすることは「難しい」
既に信販の借り入れがあったのは間違いなくマイナスでしょう。
でもせめて持ち帰って上司と掛け合ったりしてくれるのかなくらい思ってたんですが、面接当日でかなり否定的なワードが次々出てきました。
残念ながら僕の事前準備は徒労に終わったわけですが、頭の整理としては非常に有意義でした。
ま、結局信販からは借りられたし、ちゃんと利益もでてるので問題ないんですが、チョットイメージが悪くなりました。
人によるみたいですね。2基目でも上手く利用されてる方もおられるようで。
んーーー、僕のコミュニケーションスキルの問題か??
ま、そりゃ自信ある方じゃないけどさ。。。
事業をはじめるにあたり、「公庫で0.9%!」みたいな記事をいまだによく目にします。
自分の与信をよく理解せずに、自分も0.9%前提で投資を計算すると、結構悲しい目にあいますから。。。
久しぶりにそんなコトを思い出しました。
なんか悔しかったなー。
ではまた。
気になるアイテム
テレワークのお供にあると便利な小道具たち。
イヤホン
言うまでもありませんが、イヤホンがないと会話が丸聞こえになってしまいます。
セキュリティと相手への思いやりとしてイヤホンは必須です。
モバイルルーター
カフェなどではwifiがありますが、セキュリティ的に公衆wifiの利用は避けた方が無難でしょう。
ポケットwifiで簡単に通信環境は確保できます。
速度も申し分ありません。
値段も格安SIMならほとんど気にならない程度で済みます。
僕は10ギガで月1,000円のMVNOを利用してます。
モバイルバッテリー
今時のPCは省電力なのでほとんど大丈夫ですが、いざという時のために小さなバッテリーは持っておきたいです。
大きいと重くて邪魔なので。
かばん
リモートワークに必要な道具はどれも小さいんですが重さがあります。
ずっと拒否してたんですが、使ったら手放せなくなったのがリュックです。
コメント
借金額ではないですよ~
残念ながら属性です。
公金なので、事業失敗の場合(つまりトラブルで1円も月々入ってこない場合)返済額が生活資金(つまり給与)を脅かす場合には貸出不可です。
他の事業や、給与収入が返済額+生活資金満額に届いていれば借りれた可能性が高いです。
金融機関、副業には結構こういう判定基準をいれています(信販も同じです。)
創業資金1000万枠を最初に使うのが、副業企業の場合ベストかと。
まあ1000万しか出にくいですが。
ほー、結構渋チンなんですねー。ただのイジワル担当かと思ってました(笑