国内のコロナはいったんの落ち着きを見せてきましたが、世界ではまだ猛威を振るっています。
そして、その対策がワクチンしかないことも、おおむね浸透したかと思います。
さらには最低必要とされた2回接種よりも、さらにもう一回接種したほうが効果が圧倒的に高まることもわかってきました。
年月とともに効果が薄くなるということは、この先も定期的な接種が必要になることを意味します。
どのニュースをとっても、ワクチン製造メーカーにはプラスになる情報ばかりです。
医薬品、しかも新開発のmRNAという手法の薬なので、副作用が心配という要素はありますが、これだけ世界中で接種実績が積みあがっている今、さほどリスクは大きくないとみてもよいのではないでしょうか。
もちろん、数年後に「何か」を発症する可能性は消えませんけどね。。。
さて、世界70億人が2回接種、つまり140億のニーズがあり、かつそのニーズがこの先も続くとなれば製造元の製薬会社はとてつもないブロックバスターを手に入れたことになると思ったんですが、株価を見ると対照的な結果がでてました。
オレンジのモデルナに対して青のファイザー。
モデルナの動きは、まさに新聞の情報を反映したような株価の動きです。
一方のファイザー。。。なんで??
こう見ると当たり前か?
両社の規模が全然違うから、というのが主たる原因のようです。
ファイザーは19年売上6兆円に対して、21年はコロナワクチンで3兆円の上乗せを見込みます。
一方モデルナはコロナ前の売り上げは70億円です。
これが21年にはコロナワクチンで2兆円の売り上げを見込むので、なんと300倍!
そりゃ最初のチャートくらいの差が出てもしょうがないかな。
ん?
いや。
ちがうだろ。。。
モデルナがすごいのはその通り
モデルナの売上の伸びは、ホントに数十年に1回の特筆銘柄だと思いますし、「コロナワクチンで」と聞けば誰もが納得する内容でしょう。
かたや、ファイザーは同じ成果を上げながら「もともとデカかった」という理由で放置されている、とも言えるんじゃないでしょうか。
だって、6兆の売上に3兆のコロナ成果が乗るんですよ。
売上1.5倍を1年でやってのけたら、とてつもないことです。
モデルナがいるからかすみますが、ファイザーの業績もすごいことがおきてるんです。
ということは、何か見えてないってこと?
こんな「誰が見てもわかる異常値」が放置されているということは、なにかあるんでしょうね。
「そりゃファイザーは買えないわ」と言わせる何かがあるんでしょう。
・実は利益がほとんど出ない
・副作用リスクが甚大
・次年度以降の継続的なニーズがない
・実は強力な後発薬の見通しが立ってる
・他の事業で致命的な事故が危惧されている
とか、そんなとこですかね。
ざっとネットで見る限りでは見当たらないんですが、これだけ関心の高いテーマで、これだけいびつな動きをしているということは、「チャンス」というより「何か見えてない」可能性の方が高いかなと。
いや、2か月前に少し買っちゃってますけど。。
MRNAじゃなくてPFEを。。。
さて、どうなることやら。
皆さんも投資される際にはご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
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