事業としての太陽光発電所は、FITによる買取単価の下落によりだんだん利幅が薄くなってきてるようですね。
最近買ってないので遠くの話のようになってしまいますが(笑
バリバリ利益を出している人は、自分で土地を探してきて、部材を個別に調達して、信頼のおける工事業者に頼むことで圧倒的な利益を出されているようですね。
スゴイ!けどサラリーマンにはちょっとマネができません。。。
そこで選択肢に上がってくるのが「中古物件」です。
中古物件の何が魅力か?
3年前に初めて購入するときにも「中古」も視野に入れてたんですが、なんせ物件がありませんでした。。。
ところがここ一年、僕のところにも仲介業者から「売却絶賛募集中!」のDMがしょっちゅう届きます。
FITの登録情報から送り付けてるみたいですね。
そんな営業努力もありタイナビやメガ発といったメジャーな物件サイトに、中古物件が結構な数上がってます。
条件さえ合えば、中古だって全然OK!中古ならではの良さもあります。
発電実績がわかる
これが最大のメリットですね。過去、毎年いくらの売上を上げたかがわかれば、残りの期間の収入が計算できます。
ほぼ間違いのない見通しが立ちます。
これは新築にはない安心感ですね。ここが肝ですし。
環境がわかる
施工が雑とか、近隣ともめてるとか、トラブルは大体運用開始直後の1年に集中します。
3年継続して運転できた発電所は、その先も概ね安泰でしょう。
3年間文句ないのに4年目から急に難癖付けられることはまずないでしょうから。
あと、南側に建物が立つような場所じゃないか、とか木が生えてないかとか、全部リアルで確認できます。
前の所有者がバグ取りをしてくれてると思えば、ありがたい話です。
経過した期間分だけ安い
当然ながら、収入が読めるので逸失期間分のディスカウントがあります。
大体相応の値差になってますが、探せばお得な物件も見つかるでしょう。
前オーナーの手放す理由にもよるでしょうからね。
現金化を急いでる人が安い値付けで早く売るというケースは、今後も増えてくるでしょう。
ちょっとタイナビの物件を見て比較してみました。
実際に掲載されている物件と、自分で新築で買った埼玉の物件を簡単に比較してみました。
中古物件は認定時期が古いので、FIT単価が高いものが多いです。
その代わりパネルの過積載が甘めなので、発電量は少ないです。
ざっくり発生する売上と管理コストを天秤にかけてみると、今持っている埼玉の物件は20年で1,600万円ほどの利益が出る想定なんですが、中古物件ではその1/3程度になりそうです。
まぁ、700万円近い利益がでるなら、それもよしとするという考え方もありますが。。。
もう一つ気になるのは、この中古物件は発電量自体が少ないので、「FIT明け」の収入減インパクトが大きい点。
FIT明けの単価が仮に8円程度になった場合でも、埼玉の物件は年間80万円程度の売上が出ます。
一方この中古物件は50万円を切る水準になってしまいます。
僕の結論
いろんな物件がでてきそうなので、これからもちょくちょく確認はしていこうと思いますが、「めちゃくちゃおいしい」という案件ではなさそうですね。
ちゃんと利益は出ると思いますが、さほど金額が大きくないので、遠く離れた田舎の雑種地を保有して、パネルを管理していく手間やリスクとの天秤で検討する必要があります。
そうやすやすといい物件には出会えなそうかな。
ではまた。
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