米国株にシフトすると、微妙に気になるのが為替です。
大局的には「ドルで資産を持つこと」が将来の安定につながるのかなと僕は考えているので、ドルベースで資産管理すべきなんでしょうね。
でも、「円換算」でレポート表示されると、株価が横ばいでも円安で増えた/円高で減ったと、2軸で数値がぶれます。
気持ち悪いなぁ。。。
ドルで資産を持つのがいいの??
考え方が分かれるところですかね。
僕は長期的にはドルで持ったほうがいいんじゃないかと思ってます。
①日本経済より米国経済のほうが成長する場合
成長する市場に資金はあつまるので、皆ドルで財産を保有しようとします。
多くの人がドルを買えば、ドル高がすすみ、日本であれば相対的に円が売られて安くなります。
円安になると日本の輸出産業は潤うかもしれませんが、すでに日本は過去の円高に対応して産業構造を変えてます。海外生産を増やすなどして、以前のように輸出で経済が成り立っている国ではないです。
円安により景気回復というのは期待薄いかなと思います。
円しか持ってないと、円安で輸入価格が上がり、物価は上がるのに収入は増えないという悲しい状況に追い込まれます。
ドルで保有している場合、円換算の価値もあがっているので、大きな毀損にはならないでしょう。
② 米国経済より日本経済のほうが成長する場合
ここから日本経済が復活を遂げる場合です。
劇的なイノベーションで世界経済を牽引する存在になったとします。
世界の投資が日本に集まり、円高が進みます。
この場合は当然①と逆のことがおきます。
日本円が強くなるので輸入物価は下がる一方、ドル資産は円換算では目減りすることになります。
①と②のどちらのシナリオがより現実的か?ということなのかなと。
米国市場は今後も伸びるの??
わかりません。でも相対的に優位にあるんじゃないでしょうか。
・米国は市場が整備されている
・米国には革新的な企業が生まれる土壌がある
・米国には世界進出している企業が多い
・米国の人口は増加している
その結果がこれですね。
ちょっと出来すぎですが、今後も調整を繰り返しながらトータルでは右肩上がりを続けていくんじゃないでしょうか。
ドルー円相場ってどうなってるの?
ここ5年ほどは110円近辺でほとんど動いてません。
2012年には70円台まで円高が進んだことがありましたが、それ以降はきれいに横ばいとなってます。
直近で上がった下がったとニュースになりますが、長期スパンで見ると些細なことです。
先述の①のシナリオか、あるいは②を期待するのか、どちらと見るかで資産の置き場所が決まるかなと。
ただし、ちょっと考えないといけない
僕は希望としては②なんですが、①のシナリオになる確率が高いかなと思うので、米ドルに資産シフトしていっています。
ただし、ドルで預金しておくだけでは意味がありません。
市場が成長しているので、ドルで持っていると相対的に減価してしまいます。
好景気でインフレを維持している国ですからね。
ドル転した資金を市場に置いて、やっと世界経済の成長の果実を得ることができるかなと思います。
やってることは、ただ米国株を買ってるってだけなんですが(笑、大げさに書くとこういう理屈で僕は動いています。
皆さんが投資される際にはよくご検討の上、ご自身で判断ください。
ではまた。
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