コロナが中国の話から世界中の話になったのが2020年。
世界の経済は停止しました。特に1Qにおいては。
そこからわずか1年で、有効率95%という驚異的なワクチンがリリースされました。
全く新しいウィルスに、まったく新し手法で組み合うわけです。
時間もありません。世論も権勢も「さっさと創り出せ!」とせっついてきます。
製薬会社は前代未聞の環境におかれたことでしょう。社員じゃないのでわかりませんが。
並み居るメガファーマーを差し置いて、突如現れた「モデルナ」という製薬会社。
一体何者なんでしょうか。。。
どんな会社?
モデルナ(Moderna, Inc.)は伝令リボ核酸(mRNA)をベースにした形質転換医薬品事業に従事する会社です。
??? わからん。。。
わからんけど、コロナで一気に脚光を浴びた「メッセンジャーRNA」を武器に興った会社ということです。
2010年創業、2018年IPOと階段を上り、今回のコロナでまさにドンピシャの環境が生まれたと。
事業はmRNAテクノロジー、デリバリーテクノロジー、製造プロセスの3つの分野で構成されており、21の新薬候補、そのうち10は臨床段階という状況にあります。
まぁ、とにかく「新しい手法で薬を作る会社」ということですね。
そして、コロナに対する薬の効力を見る限り、「刮目すべき成果」を上げてます。
業績推移はどうでしょうか?
ずっと赤字の会社です。売上が伸びた20年ですら、まだ赤字という水準です。
ただ、推移でみると20年の驚異的な成長が見て取れます。
利益面では、先行投資がかさんでいますので、ずっと赤字が続いている状況というわけですね。
株価はどうでしょうか
30ドル程度で地を這っていましたが、20年から「ん???」という動きが出始めて、「どうやらコロナワクチンを開発したらしい」という情報ではねてます。
その後、効果が確認され、世界中の「国家」が競って供給を要望しています。
とてつもない売り手市場が生まれました。
配当はどうなんでしょう?
配当とか、そういう段階に入る前の、まだ赤字企業だったので配当なんてありません。
これは当然。
20年度で一気に営業キャッシュフローが改善しています。
それ以前を見ると、投資家なら「損切り」を考えるような実績です。
新薬開発は当たれば大きいですが、当てるまでの投資が尋常じゃないので、精神衛生上よろしくないですね。。。
シミュレーションしてみました
コロナ前の2019年6月に1万ドル分購入して、2年後の2021年6月に売却したらどうなっていたんでしょうか?
すごい!テンバガーがいた!!!
1万ドルが、2年で15万ドルになってる!フィフティーンバガーだ。
こういう夢のある話を見ると、個別株投資はやめられなくなってしまう。。。
結論
コロナがインフルエンザみたいに毎年型が変わって、毎年接種が必要とか、あるいは抗体の保有期間が短くて2年に1回は接種が必要とか、そうなってくると、莫大な売上が毎年継続されることになります。
逆に、一度接種したらもう大丈夫という、はしかや日本脳炎みたいなタイプだった場合は、この売上は一過性です。
ただ、この新しいメッセンジャーRNAというアプローチは、ほかの病気にも融通が利きそうなのと、なんといっても開発までが早いという強みを示しました。
今後も未知のウイルスが発生した場合には、真っ先に「モデルナ、頼む!」という世の中になってもおかしくありません。
家族の健康のためにも応援するべき企業なのかなとおもいました。
が、直近上げすぎなのでちょっと二の足。。。
皆さんも投資される際には、ご自身でよく検討の上ご判断ください。
ではまた。
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