太陽光発電所を拡大していくタイミングは既に逸しています。
今後はいろいろと条件が悪くなる要素が続きます。
- 廃棄費用の積み立て
- インボイス対応(課税事業者化)
- 発電側基本料
- FIT単価の低下
- 自家消費型とか災害時の供給要件とか
まぁ、それでもちゃんと利益は出るのでOKなのと、そもそも再エネを作るという大義は、それなりの満足感があります。
だからあまり考えたことなかったんですが、というか今も追加物件探してるくらいなんですが、選択肢としては「売却して別の投資のタネ銭にする」ということも考えてもいいかもしれません。
そもそもどれくらいで売れるのか?
ここ数年の投資熱の高まりを受けて、さらには再エネに対する注目度も年々向上している影響もあってか、太陽光発電所の中古物件数は結構なペースで増加してます。
大手サイトの仲介物件では、7割新設/3割中古というくらいの割合だそうです。
まだ新設が7割もあるのか。。。
というのもありますが、2年ほど前には中古なんて全然サイトに出てませんでしたから隔世の感があります。
さらに、中古査定でweb検索するといろんな買取・仲介事業者が出てきます。
需要が多いんですね。
依頼方法は「個人情報を登録して個別に査定」というサイトが多いです。
場所・時期・広さだけでなく、管理状況でも大きく差がでるので、当然ではありますが、、、、
めんどくさい。
いろいろ変動幅がある前提で、あくまでざっくり計算するにはどうしたらいいんでしょうか?
資産のアロケーションを検討するためにポテンシャルが知りたいだけなのに、現地調査までしてもらうのは申し訳ないので。。。
ざっくり計算するには、こんな感じでイケるようです
だいたいでいいので、どれくらいで売れるのか知りたいよ、今すぐ!という場合、こんな算式で規模感がわかるそうです。
年間売電額(円)× 残フィット期間(年)÷ 2
例えばこんな条件の発電所だったら、だいたいいくらで売れるのか?
- 2019年1月連系開始 残FIT期間 17年
- 年間売電額 200万円
- 設備購入価格 2,000万円(土地込み)
200万円 × 17年 ÷ 2 = 1,700万円
査定価格の基準は1,700万円ということになります。
管理状況や劣化度合によって増減しますが、だいたいこんなもんらしいです。
たとえばこの条件で売却した場合の事業収支はこんな感じになります。
- 売却額 +1,700万円
- 3年間の売電売上 +600万円
- 設備購入価格 ▲2,000万円
3年間事業をやって、結局手残りは300万円ということ。
保守費とか諸々手続きにかかったコストを考えると、チョット割に合わないなーなんて計算ができます。
これが10年の場合だとこうなります。
- 売却額 +1,000万円
- 10年間の売電売上 +2,000万円
- 設備購入価格 ▲2,000万円
10年間事業をやると、手残りは1,000万円ということになります。
まぁ、売りにくくはなるでしょうけど、1,000万手残りあるなら出口戦略としてはアリかもしれませんね。
ずっと持ち続けて、田舎の荒れ地に草刈と税金の手間をかけ続けるのもあまり望ましくないでしょうし。。
FITの趣旨からは逸れますがね。
売ると利益以外にもメリットがある
売却した場合に出る確定利益はわずかかもしれません。
それだけ考えたらあまりいい手ではないんですが、もう一個メリットがあります。
与信です。
借入金が減るので、自分の与信枠が回復します。
特にサラリーマンの場合は。
この与信枠を使って不動産投資などに振り向けることもできます。
こちらにいい物件があるなら、太陽光を売却して不動産に乗り込む手もあります。
僕はこのパターンなので、タイミング次第では発電所の売却も視野にいれた検討が必要だなと思った次第です。
ではまた。
おまけ ちょっと気になる
寒くなってくるとコーヒーがおいしく感じますね(笑
のんびりホットコーヒー飲みながら物件探しと確定申告の準備。
結構安らぐ時間です!
コーヒーメーカー
カプセルはスタババージョンもあるんですね。互換品ですが。
ひと手間かけると簡単にカプチーノになります。
全然必要ではありませんが、あると見栄えが全然いいです。
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