防草シートなどというものは、自分のこれまでの人生で出会うことがありませんでした。
草が生えたら草刈りをするか除草剤を撒く、という対症療法ではなく、そもそも生えないように地面全体を覆ってしまうというこの道具、実は色んな場所で使われてます。
都会で暮らしているとまず出番はないのですが、田舎では活躍の場は多そうです。
特に、田舎にある僕の実家の方では耕作放棄地の草刈りが問題になっていて、いまは親が手入れしてますが、いつか高齢で草刈りが難しくなる日が来るかも知れません。
防草シートを貼っておけば、草叢になって近隣に迷惑をかけることもありません。
などなど考えながらチョット調べたので備忘録に残しておきます。
今回はそんなお話。
埼玉の発電所に雑草対策を
埼玉の太陽光発電所には防草シートがありません。シートまでセットすると、シートの質の割に費用が一気に増加したのでつけませんでした。
稼働開始してからのんびり探して、自分で施工しても面白いかなと。自分で作業すればシート代だけで済みますしね。
調べてみるといろんなシートがあります。
王者はザバーンですね。デュポンというブランドもなんともいい響きなんですが、耐用年数13年を堂々と謳ってるシートはこれぐらいでした。
350Gとか240Gとか135Gとか、種類がいろいろあります。大きいほうが高機能で、13年耐久のタイプだと240Gになります。
いいんですが、、、高いです。。。2m×30mで2.6万円!2m×100mを埋めようと思うと約8万円!!
今回発電所をすべてカバーするには2m×100mが9本必要です。70万円ですか。。。
ちなみに千葉の発電所に施工されているのは安価な織布タイプです。2年経ちますがなんともありません。
20年となるとどうかわかりませんが、傷んだところを補修しながら年に一度くらいメンテナンスすれば、結構持ちそうな感触です。
「捲れ」や「破れ」から草が生えてくるので、そこを上から覆ってあげれば十分に機能します。
固定方法もピンだけではなく、専用の接着剤もあります。併用するとかなりきっちり仕上がると思われます。
安い防草シートでいってみよう
ウチの近所でも住宅建設予定地にエコナル(これもザバーン寄りのしっかりしたシート)が施工されてる空き地があります。
長期間使うわけじゃないのにもったいないんですが、施工が甘くて風でめくれてます。
シート選びもそうですが、最初の施工はしっかりやっとかないと、1年後に見たらバサバサと風になびいてることになりかねません。
なにより、すぐ行ける場所じゃないので、飛んでいってよそに迷惑をかけたり、パネルを覆ったりしたら大変です。
最初の施工はプロに任せようと思います。
いろいろ比較検討した結果、厚みのある防草シートが、機能、耐久性共に高いという結論に達し、2m×100mを9本に固定ピンと止め板をセットで約40万円、施工は地元の造園業者に頼むと50万円で、計90万円で施工できる見通しがたちました。
↓こんな感じの135Gである程度厚みのあるノーブランドで良いのではないかと思った次第。
ザバーンのあとに見ると安すぎる。。。
ただ、2m×100mって、めちゃくちゃ重いらしいです。135Gランクでも。
それを一人でヨイショヨイショとやるのはサラリーマン遂行に支障がでるので、外注でなんとかしのぎたい!
計画倒れ
シート販売会社、造園業者さんそれぞれに見積もりを頂き、さていつ発注するかと思いながら、一度現地を下見にいきました。
愕然としたのは以前ご紹介したとおり。。。
草むらのあまりの深さに青くなりつつ、フェンスをなんとか開けるとスネのあたりまで水没という。。。
トラはいませんでしたが、トカゲが元気に泳いでました(笑
奥さん連れてきたら失神してたと思います。
水中に防草シートを敷くという斬新な投資に100万円をかけるのは、やっぱり不合理なのでやめることにしました。
草刈りと除草剤を外注して年5万円なので、格安防草シートとほぼ変わらないコストで管理はできます。
計画倒れとなったものの、いろいろ勉強になりました。
防草シート、もっと活用できるかも
冒頭にも書きましたが、耕作放棄地やちょっとした空き地など、毎年草刈りに手間がかかっている場所に施工すると、一切手間がかからなくなります。
最近、異常気象で夏の暑さが尋常ではありません。一方、この暑さで雑草はさらに勢いを増して伸びます。
高齢の方は熱中症で倒れる危険性が年々増してます。自分の親も心配。
こういう道具がこれくらいの値段で買える、ということがわかったので、折を見て話をしておこうと思いました。
初期投資を少しすれば長い安心が買えます。早くやっちゃったほうがいいな、こりゃ。
肝心の発電所はできませんでしたけどね(笑
ではまた。
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