たまたま目にした偉大なる先人の見立て。
さも自分だけが理解したような錯覚にとらわれ、すぐに飛びついてみました(笑
投資雑誌に出てる情報って、ついそんな気になってしまうものが多いですよね。
僕はどうやら踊らされやすいタチらしく、メジャーな雑誌に出てる情報を見て「実際行動まで起こす人はそうはいないはず!」と変な確信を持ち、「パクっ!」と食いついてしまいました。。。
自分がそういう人間だということは、常に忘れないようにしようと思います(笑
あれから9年、さて株価はどうなったでしょうか?
今回はそんなお話です。
世界三大投資家
世界三大投資家というのがあるそうで。
二人は僕でも何となくわかります。
一人はオマハの賢人、ウォーレン・バフェット。言わずと知れた投資の神様です。
もう一人は『イングランド銀行を潰した男』ジョージ・ソロス。
史上最高額を稼ぎ出した投機家です。ヘッジファンドの始祖みたいな人ですね。
奇しくも、二人とも同じ1930年生まれ。既に90歳を超えておられますが健在です。
あと一人は?と思ったら
ジム・ロジャースだそうです。
肩書きは『冒険投資家』(笑
でも、先述の二人と並び称されるくらいのスゴい人です。
ソロスと作ったクォンタムファンドの10年で4000%!という爆益を支えたのは、ジムロジャースの分析あってのものだったそうで。
こちらも1942年生まれで80に近いですが健在で、時々世界の経済見通しについて斬新な見解を発信されてます。
インパクトのある表現が多いかな
最近だと、『もし私が10歳の日本人なら、自動小銃を買う。』とか。
いや、買えませんけど。とかじゃなく、30年、40年のスパンで国の盛衰を勘案すると、日本は相当ヤバいと。
人口減と高齢化が進む日本、財政が破綻するのは避けようがなく、そしたら円なんて無価値になり、生きるために争いが起きてもおかしくないよーという文脈で。
10年や20年は今の制度を続けられても、30年後まで持ち堪えるのは難しいだろうという見立てです。
この辺はデイビット・アトキンソンさんと同じ見解ですね。
じゃ、どうすりゃいいわけ?
『すぐに支出を削減しなさい』と。
おりしも、アベノミクスでジャブジャブにお金をばら撒いている時期(いまもですが。。)、経済成長無くして未来なしという世相に一石を投じる意見でした。
うん、過激な言い方ですが、至極真っ当なことを言ってます。
銃は買いませんけど。
ヨマ・ストラテジック
聞いたこともない会社でしたが、2012年に某雑誌のインタビューでジムロジャースが「これからが楽しみな会社」としてあげていました。
投資会社なんですが、ミャンマーの不動産開発や賃貸を展開しています。
まさにこれから発展しようという東南アジアのなかでも、最も手つかずだったミャンマーは最も成長余地が大きいと見えました。
ただ、これまで開発されてなかったのは政情都合なので「よくない事情」を抱えた国と言えます。
当時でもそれはわかっていたんですが、面白そうなので10万円だけ買ってみました。ベンチマークとして。
シンガポール市場に上場しているので、SBI証券で購入することができます。シンガポールドルで。
そして9年間、ポートフォリオの底で深い眠りについてました。。。。
結果発表!
溶けてる!!!!
ゆっくりジワリジワリと、しかし着実に溶けてました。
16年頃はスー・チーさんも表舞台に出てきて、なんだか爆発的な成長の気配を見せてたんですが、やはり政情不安が成長の芽を摘みましたね。
投資の条件の一つである「政情が安定していること」というのは重要ですね。
よーくわかりました。
どうせここまで下がったので、ずーっと持っていようと思います。
冒険投資家の目線は、こんな10年程度をみてないはずです。
30年後にとんでもないお宝株になっていることを夢見て、この株を握りしめていようと思います。
頼むぜ!ジム!!
ではまた。
コメント