太陽光発電事業、今年も無事1年が終わろうとしています。
この通知書が来ると、あーそろそろ決算準備でもするかー、なんて思います。
年末ですねー。
償却資産税とは
償却資産にかかる税金です。
償却資産とは、土地及び家屋以外の事業の用に供することができる資産で、その減価償却額又は減価償却費が法人税法又は所得税法の規定による所得の計算上、損金又は必要な経費に算入されるものをいいます。
東京都主税局HPより
土地と家「以外」で減価償却費を計上するものにかかる税金だそうです。
土地は減価償却しないので、わざわざ「以外」とか言わなくてもいいんじゃないの?とか思いますが、まぁ、なんか解釈があるんでしょう。
事業を営んでいる人には当たり前の話ですけど、普通のサラリーマンには減価償却の概念がありません(笑
いや、僕が勉強不足なだけかな。
ざっくり、土地や家には固定資産税がかかることはわかってます。
それ以外に減価償却するような資産を持っていると、償却資産税というのがかかるということですね。
工場という資産には課税するのに、中にある設備という資産には課税しないとなると、なんかアンバランスですもんね。
資産を持っている以上課税するぜ!というお国の強い意志がにじみだしてます(笑
いくらぐらいかかるの?
評価額 × 1.4%(だいたい)です。
1,500万円の太陽光発電設備の場合、初年度は21万円ほどになります。
結構インパクトあります。
税額は「評価額」の1.4%なので、年々減価償却して価値は減っていくと10年も経てば半額程度まで下がります。
太陽光設備は17年償却なので、償却後には微々たるものです。(それでも0円にはなりませんが)
ちなみにこれ以外に発電所の土地に固定資産税がかかります。
資産を持つ以上、もれなく課税されるということですね。
僕は払ってません(もちろんちゃんと申請の上!)
脱税ではありませんから(笑
先端設備等導入計画の認定を取得すると、自治体によりますが償却資産税の免除という特典を受けることができます。
これは事前に設置先の自治体に認定申請をして認可を取得しておく必要があります。
- 事業計画 :ちゃんと事業の実態を持っているのか、計画されているのか
- 持続性 :長期的に事業を継続していけるのか
- 地域への貢献性 :事業が地域の振興や雇用に寄与するのか
- 社会的意義 :事業内容が社会に貢献するのか
あたりを審査されるようです。
ちなみに僕は一度却下されたことがあります。
再申請して認可いただきましたが、結構自治体の温度感が異なるようです。
また、減免条件や期間も各自治体によって微妙に異なるので、設置先の自治体HPでしっかり確認する必要があります。
3年間で60万近い節税になるので、非常にありがたい制度です。
3年間限定施策なので、今の事業手残りで喜んでいると、4年目からガタっと利益が減ります!
もちろんそこも含めてシミュレーションしてますが(笑
さて、のんびり書類の数字を埋めるかな。
去年何書いたか全然覚えてないので、毎年記憶をたどりながらセコセコ作成してます。
昨年申請した書類がホントに役に立ちます。
期限は1月31日までです。
みなさんもお忘れなく。減免対象期間中の方も申告は必要です。
ではまた。
余談:資産作りの参考書
投資を学ぶために、いろんな本があります。
不動産の達人が「本ばっかり読んで踏み出せない人が多い」と言ってるのを聞いたことがありますが、やっぱり読んでから踏み出したほうがいいんじゃないかな?と思ってます。
関心をかき立てる本としてはこのシリーズが秀逸だと思います。
不動産もいろんな本があって目移りします。
株はいろんな本がありますが、王道はこれですかね。
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