読書

「ファクトフルネス」を時々読み返したい

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読書

何年か前のベストセラー本ですが、非常に読みやすく、かつ気付きの多い本でした。

自分がいかに思い込みが多いかということがよくわかりました。

思い込みというか、昔仕入れた知識を未だ更新せずそのままだと思い続けているという、至極当たり前のことに気づいたということですかね。

昔覚えた知識で「知っている」というのは、むしろ「知らない」よりタチが悪いのかも知れません。

修正する動機がありませんからね。

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数字もちゃんと見ないと勘違いを引き起こします。

これは最近の僕の体重です。

「リバウンドした!」と慌ててたんですが、よーく見るとそうでもないらしいということがわかります。

ずっと減少傾向にあった体重が、直近4ヶ月で+1.7キロも増えてしまってます。

でも、絞るべき「脂肪」は逆に▲0.2キロ減ってます。

トレーニングによって筋肉が増えたことが体重増につながっているということで、「悪い増加」ではないことがわかります。

「データを元に世界を正しく見る」ことが重要なんです。大げさですかね(笑

読んだ本は、基本的にためないですぐに売ってしまうんですが、この本はずっと持ってます。

すぐ忘れてしまうので、時々見返して思い新たにしようと。

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インパクトのある情報を記憶して、そのまま更新してない

子供の頃、アフリカの飢餓に苦しむ国の映像がTVでよく流れてました。

子だくさんでみんな痩せてて、その日の食料に困っているような映像は怖くてかわいそうで、子供心に大きなインパクトがありました。

こんなふくよかじゃなくて、もっとかわいそうな感じが出てましたが、それもフィルタを介した情報ですね。

食事を残すと、親に「アフリカではその日食べるものに困っている人が・・・」と言われたものです。

昔は確かにそうだったんですが、2017年には子供の生存率は9割以上まで上がり、伴って子供の数も減っている(子供の生存率が上がると出生数が減少するのは世界共通の現象)のが今の現実だそうです。

未だにアフリカをそういう地域だと思っている人は、まだ多いのではないでしょうか。

僕も、アフリカの都市部が日本と変わらないというあたりはテレビの映像等で見て知ってたんですが、全域の統計としてみても、もうひどい貧困環境はほとんどなくなりつつあるんですね。

もちろん無くなってはいないんですが、全体としてはよくなってると。

少しづつ改善を重ねて、僕の記憶にあるような昔の貧困はもう殆ど撲滅されてるんです。

悪い事ほど耳目を集める

メディアは耳目を集めてナンボなので、極端な事例で人々の関心を引きます。

それ自体はウソではないのですが、それが全てと思っては本質を見誤ります。

データで比較して、全体における割合を常に意識しないといけません。

見えてない部分のほうが大きいことはよくある話で。

会社でも、声の大きい人、主張の強い人についつい流される傾向があります。

それが全体を現してるのか?極端な意見じゃないのか?常に冷静な視点を持ち続けることが大事です。

わりと勢いに弱い人って多いと思います。僕もその代表格みたいなもんですが。。

悪い話を聞くと、焦ってすぐ何とかしようと慌てますが、そこは一旦落ち着く必要があります。

まず、全体から見た影響の割合を見ます。枝葉ではなく8割の幹がどこかおさえます。

次に「危険度」×「頻度」でリスクを測ります。

その二工程で、大半の危機はさほど大きな問題ではなくなります。

まずは落ち着いて、データを見てちょっとずつ検証していくことで解決できるはず。

単純化してわかった気になる

自分のことを言われているようで耳が痛い話です。

単純化した方が覚えやすいし人にも説明しやすいので、ついつい頼ってしまいますがコレは注意が必要。

白い部屋の白いマグカップくらいシンプルだと伝えやすい

一面的なものの見方では見えない部分がある事を忘れてはいけません。

成功体験があると、なんとかその型にハメようとしてしまうんですが、ハメて終わりにすると痛い目にあう可能性があります。

他の視点、他人の意見を聞く事を忘れないようにしないと、おかしな仕上がりに突き進むことになります。

その時々で刺さる項目は異なる

本書では10個の本能という形で、おかしやすい過ちを指摘してくれてます。

読むときによって、あぁ、こないだのアレは・・・みたいな反省があれこれ浮かんできて面白いです。

単純化してわかったような気になるあたりは、毎回赤面する章になります(笑

まだまだ発展途上です。


関連記事です。

数値が嫌いだったんですが、情緒的な扇動力に欠けるなら数字に頼るしかありません(笑

ネットでいろんな情報を芋づる式にたどっていくのも面白いのですが、やはり物事を体系的に理解するためには「本」という手段が非常に有用だとおもってます。

刺激的な、気を引く表現はネットの方が多いのですが、内容と表現のバランスが取れてるのは「本」かなと。

そりゃ、有料か無料か、という決定的な差がありますからね。

本の有用さはよくわかってるんですが、悩みのタネは読むのが遅いこと。。。ゆっくり消化しながら読んでいきたいんですよね。

バーっと全体の組み立てを予測しながら読む、みたいな器用さがゼロで。。。

何度か挫折してますが、速読訓練再開してみよかな。

Bitly

こういうきっかけで、またできることが一つ増やせたらありがたいです。

何でも興味湧いた瞬間を捕まえないとね(笑

ではまた。

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