2023年10月から「インボイス制度」がスタートするそうです。
気づけば今はもう2022年、あと1.5年で新しい仕組みになります。
インボイス制度自体はシンプルなので理屈はよくわかるんですが、我々太陽光発電事業者にどんな影響があるのか、イマイチはっきりしません。
様子見ーーーと思ってましたが、そろそろ近づいてきたのでチョイチョイ情報を集めながらできるだけ早めに動いておきたいと思ってます。
一体どうなるの!???
インボイス制度とは
ザックリ言っちゃうと、インボイス(適格請求書と訳すらしいです)がないと、仕入れ税額控除ができなくなるルールです。
100円のモノを売って税込110円もらったら、10円は消費税として国に納めます。
何ら違和感はありません。
でも、100円のモノを作るのに実は90円の材料を買って9円の消費税を払っていたとします。
先の10円の消費税のウチ、9円は「材料を売った人」に渡しているわけです。
自分に納税義務があるのは1円だけということなんです。
でもでも、もし「9円はすでに払ったよ」という証明書がなかったら???
これは自分で10円払うしかありません。。。
この証明書がインボイスということになります。
1円なら「まぁいいや」なんですが、この単位が億だったらどうしますか??
大事です!!
2023年10月以降どうなるか?
- 課税事業者の登録番号
- 適用税率(10%とか8%とかあるせいでややこしい)
- 消費税額
これを記載した「インボイス」を発行・保存して証明する必要があります。
じゃないと、仕入れた人は消費税の控除が受けられません。。。
まぁ、そりゃめんどくさいけど、当たり前のことを見えるようにしただけなんじゃないの?という感じもします。
が、小規模な消費税非課税個人事業主にとっては大問題です。
太陽光発電ではスタンダードな「売上1,000万円以下に抑えて非課税事業者でいる」というところに、ビシッとヒットしてきます。
何が問題か
これはシンプルなんです。
非課税事業者はインボイスを発行できない
は?売上立てるには請求書出すでしょうが、、と思いますが、「適格」じゃないんですね。。。
だって、消費税を納めてませんから。
仕入れ側からすると、仕入れ税額控除ができないことになります。
つまり10%値上げされるのと等しいです。
となると、そんなところから買いたくないですね。
発電事業者から見ると、買い手がいなくなっちゃうわけです。
こりゃ大問題。
しょうがない、課税事業者になるしかないかな。と思います。
そもそも、今までなんで非課税???って話ですからね(笑
でも、まだモヤッとしてる
みんな強制的に課税事業者になるしかない、というなら選択肢はさほどないんだと思うんですが、どうもなんだかモヤモヤしているようで。
というのは、太陽光事業というのが「国策として買取を保証した制度」としてスタートしたためです。
通常の事業ならありえないんですが、太陽光発電はその普及を促進するためにある意味「非課税事業者における消費税の上積み」も含めて拡大してきた経緯があります。
そのおかげで現在の普及があるのだと。
そうだとすると、今回の制度改正を太陽光発電事業者はどのように解釈するのか正しいのか??
公式の見解はまだ出てません。
さて、どうなるか
太陽光だけ優遇される可能性は限りなく低いでしょうね。
ただでさえ再エネ賦課金で批判されてるのに、そんなことできないでしょう。
一方で、税込でぎりぎりの設計をした発電所もあるでしょうから、それもまた死活問題です。
今取りうる最も手残りが大きい選択肢は、
「課税事業者+簡易課税制度の適用」
ということになるようです。
詳しくはいろんなサイトにでてますが、小規模事業者は消費税の簡易的な管理が認められていて、仕入れ額を売り上げの7割とすることができます。
太陽光事業って基本的に仕入れ額は0円(日の光だけ)なので、消費税額を7割抑えられるようです。
ホントにそんな感じになるのか、いろいろ制度の網があるのでわかりませんが、まー、もう一年様子見ですねー。
簡易課税制度の選択に間に合うタイミングで判断しようと思います。
ではまた。
余談:最近欲しいもの
充電も2か所あると助かります。
イヤフォンもあるので。
web会議の快適性を上げるために、外付けマイクが実は効果的という話をよく聞きます。
自分に聞こえる音だけでなく、相手にいかにはっきり伝わるかはかなり重要ですからね。
普通にノートPCでweb会議すると、下からアオる角度の映像になり、なんとなく見下ろしてるような顔つきになります。
カメラが正面に来るように高さを変えると、画面越しの印象が全然変わります。
が、めんどくさくてやってませんでしたが、こういうスタンドがあると便利。
あと、なんとなく恥ずかしくて買ってませんが、ライトの効果は絶大だそうです。
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