株式気になる雑記

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の訴訟がもつ危険度

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株式

製薬会社の株をいくつか持ってますが、やはり医療関係は訴訟リスクが大きいなと感じます。

画期的な医薬品でも、数年後に何かしらの副作用が出ると、いわゆる「薬害」となって、多額の賠償金や社会的な批判を受けます。

それも含めての利益率なんでしょうね。

JNJだと直近で20%程度の利益率をコンスタントに出してます。

そして、訴訟も実に15,000件ほども抱えているようです。

その大半は小さなものですが、中には経営を揺るがすような大きなものもあります。

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JNJの抱える訴訟

大衆薬から医療用まで幅広く医薬品、ヘルスケア製品を取り扱うJNJですから、訴訟の数もたくさんあります。

訴訟大国アメリカでは、何か勝てそうな要素があると弁護士が「訴えましょう!」と勧誘してくるんだとか。

日本人にはなかなかピンとこないんですが、文化が違いますね!スゴイ国です(笑

まぁ、それだけ監視が働いているとも言えます。

企業と個人では個人のほうが圧倒的に弱者ですから、個人を守る仕組みとして機能している面もあるんでしょう。弊害も多そうですが。

タイレノール毒物混入事件

1982年なので、今から40年も昔の話ですが、大衆解熱薬タイレノールに毒物が混入されて死亡者まで発生しました。

これは薬の問題ではなく、第三者の犯罪によるものだったのでJNJに非はありません。

事件をうけ、多額のコストと手間をかけて全品を即回収した企業姿勢は全米から賞賛されました。

ベビーパウダー訴訟

ベビーパウダーの原料となるタルク(滑石)が原因で卵巣がんを発病したとして、全米各地で訴訟が起こされ、2万人から訴えられてます。

JNJ側は関連はないとして各州の裁判で係争中ですが、21年6月には20人以上の原告との案件で、最高裁はJNJの控訴を棄却し、2400億円程度の賠償が確定しています。

ほかにも案件を抱えており、和解が成立したものもありますが、まだまだ裁判は続き、賠償額がいくらになるか確定しない状況です。

オピオイド訴訟

オピオイド系鎮痛剤は処方鎮痛薬であるにもかかわらず高い常習性があり、過剰摂取した人が死亡する例が多発。

危険性の周知を怠った製薬各社に対し、責任を問う訴訟が各地で起きました。

製薬会社だけでなく、流通各社も特定の薬局からの大量受注など乱用が疑われる「不審な処方」について注意が足りなかったとして、こちらも訴えられてます。

21年7月に3大医薬品卸売会社とJNJが、総額2.9兆円の和解金を払うことで合意しました。

JNJは2.9兆円のうちの0.5兆円を拠出する見込みです。

破産法で対処とは

ベビーパウダー訴訟に関しては先が見えない状況にありますが、JNJとしては一定の対策をとっているようです。

一定の対策とは、チャプター11の適用を申請しているんだそうで。

ベビーパウダーの事業を分離して子会社化し、その子会社が破産申請しています。

すべての訴訟との和解を目的としており、それが実現しない場合は破産。

万一そうなったら、原告への賠償金が少なくなりますよという、なんとも剛腕な解決アプローチです。

和解金の総額が巨額になるのは変わりませんが、敗訴と和解とでは総額が大きく異なるでしょう。

20人で2400億円の判決が出てるから、こじれて残りの2万人にそれぞれ120億円ずつ払うことにでもなったら、240兆円という見たこともない賠償金額になります。。

ちなみに20年に1,000件ほど和解してます。この時の支払い総額は100億円なので、一人1,000万円程度ということになります。

この水準で2万人と和解できるとしても、総額2兆円の和解金が必要です。

普通ならつぶれますが、JNJならなんとかなる水準かもしれません。

a) ベビーパウダーに非はないけど、和解に応じてくれるなら1,000万円払います。

b) あくまでベビーパウダーのせいだというならJNJ子会社は破産します。

  その場合は賠償金1,000万円も出せませんからね。と。

原因がわからないのでどちらの肩を持つわけにもいきませんが、結構強面な対応にも見えます。

株価はどう反応した?

この子会社化&チャプター11方針が開示されたのが21年10月です。

いったん株価は下がったようですが、さほど大きなインパクトは出てません。

訴訟問題はもう数年前からずっとくすぶっているので、ある意味解決の道筋がついて安心要素になったのかもしれません。

まとめ

メジャーな医薬品であるほど、有事の損害額が尋常ではありません。

最悪230兆円!なんて、国家の救済がないと立ち行かなくなる水準です。

米国の倒産法というのをよく知らないのですが、子会社化して子会社だけ倒産させれば賠償責任を逃れられるというのは、なんとも虫の良い話に思えました。

こんなことが簡単にできるなら、損害賠償という概念が骨抜きになりますからね。

まぁ、きっといろいろな条件があったうえでの判断なんでしょうから、簡単にできる一手ではないんでしょうけど、なんか社会正義的にどうなんだろうか?と思ってしまいました。

いや、僕は投資家として出資している立場なので、取締役会が手を尽くして会社を守ってくれているのはありがたい話ではあるんですが。。。

白黒はっきりしない以上、どちらが正しいとも言えません。

様子をみて、自分の頭で投資判断したいと思います。

JNJからしたらどうでもいい塵芥の意見ですけどね(笑

ではまた。

余談 気になるツール

手持ちのノートPCの機能をアップグレードするためのツール、実にいろんなものがリリースされてます。

自分のPCの型番でweb検索すると、いろんなスペックアップ方法が出てきます。

僕はDELLのPCを使ってるんですが、中身をいくつか交換したところ非常にサクサク動くようになりました。

中身開けると保証対象外になっちゃいますが、ちょっと古いPCに手を入れて再生してみるのもなかなか面白かったです。

HDD 500G → SSD 1T

容量は2倍、アクセス速度は圧倒的に高速化されました。

サムスン製の1Tが1万円で買えてしまうご時世なんですね。。

wifi 11ac → 11ax(wifi6)
メモリ増設 8G → 16G

パーツはPC側の仕様によって細かい条件があるので、僕は何度か失敗しましたが(笑、結果非常に早くなったので満足してます。

皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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